新型コロナウイルスによる肺炎の拡大に伴い、中国・武漢から第1便で帰国した人々が滞在している「勝浦ホテル三日月」(千葉県勝浦市)で、一部の帰国者が相部屋となっていた問題について、31日の衆院予算委員会で関係閣僚が不備を認めて、釈明した。

山井和則議員は「200人が帰国したのに、170部屋しか取っていなかった」などと指摘。加藤勝信厚労相は「戻った方にどういうオペレーションをすべきか、短期間で議論して、一定の人数が入れるところということで、急きょ(勝浦ホテル三日月の確保を)やらせていただいた。不備があったのはそのとおりだ。今後は気をつけながら対応したい」と述べた。

茂木敏充外相も「厚労省としては改善すべき点はあるが、最大限の取り組みをしたと思う。不備だった点は直さなければいけない」と述べる一方、「緊急対応をしなくてはならない中、それなら、他国はチャーター機を何機、飛ばしましたか」と、語気を荒らげるひと幕も。「そういう全体を考えて、議論していただきたい」と、山井氏に求めた。