部屋のムードを良くするスマート照明であれ輝くゲームの周辺機器であれ、カラー照明は良いものです。ところが、Philips(フィリップス)のカラーLED電球の色をテレビに映るものに同期させるには、TVとPCを接続しなければなりませんでした。「うーん、そうじゃないんですよ」と思っていたら、TVで再生しているコンテンツに合わせて同社のカラーLED電球「Hue」の色を自動で変えてくれるガジェットが登場、その名も「Philips Hue Play HDMI Sync Box」です。
まず最初に言わなければならないのは、このガジェットはTVに合わせて照明の色を同期させるだけのものなのに価格は230ドル(約2万5,000円)だということ。さらにHueも3個か4個必要で、AV機器の配線を変更する必要もあるでしょう。
Philips Hue Play HDMI Sync Box
これは何?:Philipsのスマートライト「Hue」をテレビとつないで、映像と同調した光を演出するためのセットトップボックス
値段:230ドル(約2万4,900円)
好きなところ:調整可能な設定が数多くあり、完全にセットアップできると、ビデオ、音楽、ゲームで自動で同期します
好きじゃないところ:値段が高く、HDMIポートが4つしかないところ。セットアップが複雑で、自動入力切り替えは細心の注意を要する場合があります
セットアップが大変
まず、Hue Syncを箱から取り出す前に、全てのHue(LED電球)をアップデートしなくてはいけません。まずここからが試練です。アップデートに数時間以上かかる場合があり、ライトが最新のファームウェアでないと、HueとHue Sync Boxとペアリングすることすらできないかもしれません。リビングルームに設置や配線を始める前に、アップデートとファームウェアの確認をしておきましょう。
そこから、さまざまなコンソール、ケーブルボックス、またはストリーミングデバイスから既存のHDMIケーブルを取り外し、Hue Sync Boxに接続し、Hue Sync BoxのHDMI出力ポートを再びテレビに接続するというプロセスになっていきます。Hue Sync Boxには、内蔵HDMI入力ポート4つと、TVに接続するための出力HDMIポートがひとつしかないため、AVレシーバーを追加デバイスに接続する必要があります。
サウンドバーやレシーバーを利用している場合は、Hue Sync Boxをどう配置するかを把握する必要があるため、少し複雑になります。実際にセットアップしてみて、 Hue Sync Boxの音楽同期モードをフル活用するために、Hue Sync Boxの後にサウンドバーをつないで配置すると個人的にベストなことがわかりました。
ただし、入力するものが多数ある場合は、おそらくレシーバーの後にHue Sync Boxをつないで、Hue SyncアプリでARCバイパス設定を有効にする方がよさそうです。
またはARCを使用して、レシーバー/サウンドバーを最後に配置することもできます。 どちらの方法でも、どのようなつなぎ方でも、Hue Sync Boxのセットアップにはかなりの手間がかかります。
ライティングの設定
デバイスの接続作業が終わってようやく全体の作業の半分まできました。そしていよいよライトの設定です。このプロセスは簡単なので救われました。Hue Sync Boxは、Bluetoothでスマートフォンに接続し、こからすべてのHueライトを自動的に検出するため、エンターテイメントに使いたいライトを簡単にピックアップできます。Hue Syncアプリからテレビの周りにライトを実際の位置として擬似的に配置することができます。各ライトのアイコンをタップすると、テレビの上、テレビの高さ、テレビの下、の3つのオプションから高さを調整することができます。
そこから、テレビの電源を入れたときに(CEC経由で)同期を自動的にオンにするか手動モードのままにするかを選択できます。 ただし、自動的にオンを選択した場合、次にHueをオンにすると前回のときと同じ色と明るさになります。
つまり、最後にHueを使用して映画を見ていたとしたら次に帰宅した瞬間にファンキーなディスコライトがお出迎えしてくれる可能性があります。これはウェルカムホームルーチンを作成することで簡単に回避できます。
ライトを設定したら、ビデオ、音楽、ゲームの3つのプロファイル、4つの異なる強度レベルで明るさをスライダー調整できます。デフォルトでは、何か端末がオンになったときに自動的に入力を切り替えるように設定されていますが、それが気に入らない場合は、手動でアプリの下部にあるソースをタップするか、Hue Sync Boxそのものの物理ボタンを押しましょう。
さあ、ファンタジーへ
Hue Sync Boxは、テレビに送信されるビデオストリームを分析し、アルゴリズムを使用してライトに送信する色を決定しています。特にスポーツは、素晴らしい利用事例かもしれません。Hueのソフトウェアで、頻繁に適切な色を選んで壁に照らし、チームスピリットを表現し、新しいテレビの視聴体験をもたらしてくれます。
さまざまな入力を切り替える場合、Hue Sync Boxは、電源がオンになったデバイスを検出すると、自動的に切り替えることができます(アプリから手動で切り替えることもできます)。
利用経験上、自動入力切り替えは良い感じに機能してくれますが、Nvidia Shieldなどの一部のデバイスは、なぜか他のデバイスよりも「粘着性」が高く、Xbox OneまたはNintendo SwitchをオンにしたときにSync Boxが正しく切り替えられませんでした。
ただし、Hueとの同期はパーフェクトではありません。たまにすべてのライトが白く点滅し、特に暗い映像を視聴しているときは目障りになることに気づきました。どうやら、シーン間のトランジションによってシステムが混乱し、Sync Boxがリセットされてすべて白く場合があるようですが、それ以外では、突然、すべてが戦場のように点灯することについてはよくわかっていません。
オンライン上でのいくつかのコメントを見ると、Sync Boxは数時間経つと同期を停止し、最後の色構成でライトがフリーズしたままになることに気付いたユーザーもいるようです。この現象は私には起こりませんでしたが、テレビの電源を入れて、Hue Sync Boxを自動的にオンにした後、色相ライトが同期しないという状況には遭遇しました(Hue Sync Boxを手動、またはHue Syncアプリのオプションを使用して再起動することで簡単に直すことができましたが)。
また、これはHue Sync Boxのせいではありませんが、流れてくるCMの多くが明るい白い背景のため、Hueライトの同期には気を詰めましょう。
このガジェット、要るのか要らないのか?
Hue Sync Boxはたまにバグるし、HDRパススルーにも未対応ではあります。とはいえ、ホームシアターの視聴体験レベルを引き上げてくれるという点は最高です。ただ、たかだか照明の色をTVの状態にあわせてカラフルにしてくれるためだけの存在にしちゃあ、高いですよね。また、単にメディアセンターとして使うにも、設定や調整が大変すぎます。
しかし、理想的な状態で映画・動画を見る環境として、映画館ではなくリビングルームを選択する人は増えてきています。Sync Boxは、Hueをさらに活かす楽しいツールです。誰もが必要なものではありませんが、スマートホームを追求する人にとっては、この小さい「ボックス」は楽しい嗜好品ではないでしょうか。
最後に
・4つのHDMIポートしかありませんが、サウンドバーやレシーバーも必要な場合は、ARCバイパスとして機能するポートが1つあります。
・Hueのすべてのカラーライトで使えますが、最近発売されているPhilipsの拡張色域をサポートするライトが推奨されています。
・Sync Boxを設定する前に、まずはライトの方をアップデートしましょう。
・セットアップにはしばらく時間がかかり、AVレシーバーを使用する方は、特に行き詰まりやすいかもしれません。
・Sync Boxは4Kをサポートしていますが、HDR10 +またはDolby Visionはサポートしていません。Philipsによれば、いずれアップグレードが可能でとのことですが、それがいつなのかはわかりません。
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January 31, 2020 at 08:00PM
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部屋が「色の宝箱」に。テレビ画面とシンクロするスマートライトボックス「Hue Sync Box」レビュー - GIZMODO JAPAN
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