【ホームズ】フローリングの部屋で愛犬を飼う際の注意点と対策方法 | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S（ライフルホームズ）

賃貸物件で犬を飼う場合には、前提としてペットの飼育が認められている「ペット可」の物件を選ぶ必要があります。

また、ほとんどのケースでは室内での飼育となるため、犬がフローリングの上を歩く場面も想定しておくことが重要です。

フローリングは掃除のしやすさなどの面から、人にとっては快適な材質であるものの、犬にとってはあまり歩きやすい床とはいえません。

ここではその理由と併せて、フローリングの部屋で犬を飼う際の注意点と対策方法について見ていきましょう。

フローリングで犬を飼う際に注意しておきたいポイント

フローリングの部屋で犬を飼育する際には、特別に注意しておきたい点があります。ここでは、大切な愛犬と快適に暮らすうえで、気をつけるべきポイントを紹介します。

滑りやすい材質が思わぬケガのもと

犬は本来、地面に爪を食い込ませて歩いたり走ったりする動物であり、摩擦や凹凸などが滑り止めに重要な役割を果たしています。

しかし、フローリングでは爪を引っかけることができないため、犬にとっては滑りやすく危険な材質だといえるのです。

踏ん張りがきかずにうまく止まることができなかったり、ジャンプをしたときに着地を失敗してしまったりする可能性もあります。

また、フローリングは硬く、クッション性が低い材質であるため、骨や関節に負担がかかりやすくなってしまう点にも注意が必要です。

そのため、フローリングでの飼育に関しては、ケガの予防のために何らかの対策を行うことが必要となります。

ペットがつけた傷や汚れの修繕費用は入居者負担

フローリングで犬を飼育する際には、借りている部屋の管理についても気をつける必要があります。

なぜなら、ペットによる部屋の汚れや傷は、原則として入居者が原状回復の義務を負わなければならないためです。

フローリングの場合は、引っかき傷や落ちない足跡などが修繕の対象となります。

費用の負担割合は、物件の耐用年数や経過年数などの条件によっても異なるため、契約の際にしっかりと確認しておきましょう。

愛犬と快適に過ごすためのフローリング対策方法

フローリングの物件で犬を飼ううえでは、ケガや傷・汚れの防止のために自分で対策を行うことが大切です。

ここでは、快適に愛犬と過ごすために必要な工夫について紹介していきます。

こまめな爪切りと毛のカット

犬が歩いたり走ったりするときには、肉球の汗が滑り止めの効果を果たしています。そのため、爪を長いままにしておくと、肉球がフローリングに接地せずにスリップしやすくなります。

また、爪が伸びた状態では、床に引っかかって折れたり剥がれたりしてしまう恐れもあります。さらに、犬が無理に爪を引っかけようとすれば、フローリングに傷が生まれる原因ともなるのです。

そのため、ケガと引っかき傷の予防のために、少なくとも月に1度は爪切りを行いましょう。それ以外のカットの目安としては、床に爪が当たる音が聞こえたタイミングが挙げられます。

また、肉球まわりの毛も、伸びすぎていると踏んで滑ることがあるので注意が必要です。

滑り止めのスプレーや靴下を使う

フローリングでのスリップを防止するためには、犬専用の滑り止めスプレーを使用するのもひとつの方法です。

なめても害のない素材が使われており、速乾性に優れているものも多いため、気軽に試すことができる手段だといえます。

ただ、商品や部屋の環境などによって多少の違いはあるものの、あまり長時間の効果は期待できません。また、犬がなめとってしまえば、そのたびにスプレーが必要となるため、あくまでも一時的な処置であると考えておきましょう。

滑り止めソックスは効果がある場合とそうでない場合があります。足元の感覚が普段とは異なり、違和感を覚えやすいため、犬によってはストレスを感じてしまうこともあるので、無理やり履かせるのはやめましょう。

フロアマットやカーペットを敷く

フロアマットやカーペットは、ケガの防止と床面の保護を同時に行える有効な手段です。

毛足が長く爪を引っかけられる素材であれば、滑り止めの効果が期待できるうえ、転んでしまったときの衝撃も吸収されやすくなります。

あまり大きなもので一面を覆ってしまうよりも、小さなサイズを組み合わせられるタイルカーペットなどがおすすめです。掃除がしやすく、汚れた部分のみを取り換えることも可能なため、管理やコストの面で優れている場合も。

また、マットやカーペットのなかには、動物の飼育を想定したペット専用の製品もあります。毛の形状や撥水性などの面でフローリングでの飼育に適しているため、なるべく専用のものを選びましょう。

まとめ

• フローリングは犬にとって滑りやすい材質であるため、何らかの対策が必要
• 床に傷や汚れが生まれた場合は、原則として修繕費用は自己負担となる
• こまめな爪切りと肉球まわりの毛の手入れが滑り止めにつながる
• 滑り止めスプレーやソックスは有効性や効果の持続性がやや不安定
• カーペットやフロアマットはケガの予防と床面の保護の両面で効果が期待できる

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March 04, 2020 at 08:35AM
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