デジタル化が進む現代、ストーカーの手口も恐るべき進化を遂げていた――。
昨年9月、アイドル活動をする女性の自宅に侵入し、無理やり体を触って軽傷を負わせたとして、強制わいせつ致傷罪に問われた佐藤響被告(27)の公判が2月18日、東京地裁で始まった(26日に懲役2年6月、求刑懲役5年の実刑判決)。
司法記者が経歴を解説する。
「自動車整備士の資格を持ち、大手ディーラーの整備士として勤務。私生活では高校時代からアイドルの応援を始め、最初は中川翔子やAKBグループを追いかけていた。社会人になってから地下アイドルにはまり、今回被害者となったA子さんのファンとして本格的に『オタク活動』にのめり込んでいきました」
やがて他のファンから一目置かれる“トップオタ”に上り詰めた佐藤。A子さんのイベントに欠かさず参加するために仕事も辞めた。親や消費者金融から借りた金までつぎ込んでCDやグッズを買い漁り、借金は800万円まで膨れたという。
「ツイッター上や握手会でA子さんと親しげにしていた佐藤ですが、あまりに熱が入りすぎ、『SNSをもっと配信したほうがいい』などと助言を始めたことで、A子さんの態度に変化が生じた。佐藤は冷たくされていると感じて逆恨みし、自宅に押しかけることを決意したようです」(社会部記者)
佐藤が自宅住所を特定した恐るべき手法
自宅住所は恐るべき“執念”で特定していった。まず、A子さんがツイッターに投稿した「自撮り」画像の瞳に映った景色を拡大して、特徴のある駅の屋根や線路の本数を確認。握手会で直接聞いた「引っ越したが遠くには行ってない」という話などをもとに「グーグルマップ」のストリートビュー機能を使い、最寄り駅を特定した。
その駅で待ち伏せして尾行し、マンションを割り出すと、A子さんが自室で配信した動画の様子からピンクのカーテンの角部屋に当たりを付け、階数を確認。生配信の時間を待って、その階の全ての部屋の呼び鈴を順に押し、A子さんの反応を決め手にしたのだ。
A子さんがその手口を気味悪がったのは言うまでもない。法廷では「信じられない。執着心に寒気がする」との調書が読み上げられた。いまだアイドル活動は再開できず、東京から離れて実家で暮らしているという。
弁護側は「イベント参加で所持金が底をつき、自暴自棄になっていた」と主張し、執行猶予付きの判決を求めた。当の佐藤は「普通のファンと同じように接してほしかった、ただそれだけだ」と訴え、貯金はないが「被害者にできる限りのことをしたい」と謝罪。
だが、A子さんは「二度と姿をみせないでほしい」と厳罰を求めている。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年3月5日号
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February 29, 2020 at 03:30PM
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