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Tuesday, April 7, 2020

インディーズゲームの小部屋:Room#630「Over the Alps」 - 4Gamer.net

 せっかくの休日を,調子の悪くなったPCとテレビとラジカセの対処にまるまる費やしてしまった筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第630回は,Stave Studiosの「Over the Alps」を紹介する。本作は,1939年のスイスを舞台にしたヒッチコック風のスパイアドベンチャーだ。どうしてこう,壊れるときはあれもこれもいっぺんに壊れるんだろう……。

画像(002)インディーズゲームの小部屋:Room#630「Over the Alps」

 本作の舞台は,今まさに第二次世界大戦が始まろうとしている1939年のスイス。イギリスの諜報機関のエージェントである主人公は,任務のために赴いたリヴァ・サン・ヴィターレの街で一人の人物と接触したことから,とある機密情報をめぐる東西のスパイ合戦に巻き込まれてしまう。ネタバレを避けるため,これ以上の詳しい説明はできないが,誰が敵で,誰が味方か分からない,ハラハラドキドキのサスペンスドラマが繰り広げられる。
画像(003)インディーズゲームの小部屋:Room#630「Over the Alps」

 本作はプレイヤーが選んだ選択肢や行動によってストーリーが変化していく,おなじみのスタイルのアドベンチャーゲームで,本文のテキストは主人公がオーブリーという人物に宛てたポストカードに書かれているという体裁だ。このテキストはスパイの書簡らしく透明インクで書かれており,プレイヤーはこれを読み進めていくと現れる選択肢を選ぶことで,主人公の考えや行動を決定していく。
画像(010)インディーズゲームの小部屋:Room#630「Over the Alps」

 面白いのは,この選択肢のテキストが切手のアイコンとセットになっているということ。チュートリアルがないため断言はできないが,切手の絵柄は「紳士」「仮面」「斧」など数種類あり,紳士的だったり,隠しごとをしていたり,攻撃的だったりといった,それぞれの選択肢の性質を表している……ような気がする。選択肢を選ぶと,その切手をペラッとはがしてポストカードの隅に貼る演出が入るのも,なかなか気が利いている。
画像(001)インディーズゲームの小部屋:Room#630「Over the Alps」

 ゲームには,南のリヴァ・サン・ヴィターレから北のチューリッヒまで,道中のさまざまな町や村が登場し,ビンテージポスター風の美しいイラストで描かれているのが見どころの1つ。町から町へ移動する際は,ルートや手段を選択することもある。主人公は警察からも追われているため,うまく動かないと捕まってしまう。ストーリー中の選択や移動ルートによって危険度が変化するので,なるべく自分の手がかりを残さない方法を選んで行動しよう。
 とは言え,警察に捕まっても途中でゲームオーバーになることはない。ストーリーは,高い評価を得た「80 Days」「Heaven's Vault」の作者であるJon Ingold氏が手がけたマルチストーリー/マルチエンディングとなっており,とくに物語の全貌が見えない初回プレイでは,最後まで気を抜けない展開を満喫できるだろう。さらに今後は,2本の新シナリオが無料で配信される予定で,こちらも今から楽しみだ。そんな本作はSteamにて1320円で発売中なので,スパイものが好きな人はぜひどうぞ。
■「Over the Alps」公式サイト
https://overthealpsgame.com/

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