阪神のドラフト4位ルーキー、遠藤成内野手（18＝東海大相模高）は20日、トレーニングにヨガを採り入れたことを明かした。活動が再開された15日からは兵庫県西宮市の2軍施設（鳴尾浜球場）で自主練習に励んでいる。
「活動休止中は、自分の改善しなくてはいけないところを改善できるチャンス」と考え、「ヨガを始めました。部屋にいると、体がだるい感覚があったので、ヨガで体の血行を良くすることを意識しました」という。
寮で一緒に生活するドラフト同期の西純や井上とは、寮内でも接触が限られており、電話やLINE（ライン）を利用して会話している。
遠藤は2018年春と昨夏の甲子園に出場。今春、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりセンバツ大会が中止となり、出場が決まっていた母校の後輩らは甲子園の土を踏めなかった。門馬監督からは電話で励まされたという。
「門馬監督から電話をもらいました。東海大相模も活動ができてなくて大変だが、この期間を大切に今できることをしっかりやって、開幕に向けて体をつくっていきなさいと言っていただきました」
遊撃の名手でゴールデングラブ賞10度、名球会メンバーにもなった宮本慎也さん（現野球評論家）の著書を読み、プロの心得を学ぶ。また前阪神の鳥谷敬（現ロッテ）の動画を見て「バット軌道が参考になったので、採り入れていきたいと思いました」。評価の高い高卒ルーキーは、シーズンインが延びても勉強の日々に変わりはない。
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