本国アメリカではもちろん、日本や世界で大人気のハリウッドスターといえば、トム・クルーズだろう。大スターながら気さくで、積極的にファンサービスをすることで知られるが、そんなトムの意外な一面が明らかになった。1983年の映画『アウトサイダー』で共演した俳優ロブ・ロウが、まだ18歳で駆け出し時代のトムが宿泊先の部屋をめぐり逆上したエピソードを明かした。
マジで怒っていたから笑っちゃった
フランシス・フォード・コッポラ監督による同映画のキャスティングで、ロサンゼルスからニューヨークへ向かい、五つ星のザ・プラザホテルに泊まったというロブとトム。
しかし、いざホテルでロブと相部屋であることを知ると、トムはキレてしまったそうだ。
「LA在住の人は全員LAのオーディションに残って、その後選ばれた人がニューヨークへ行って、ニューヨーク版を受けることになったんだ」
「僕とトム、エミリオ(エステべス)、C・トーマス・ハウエルだった」
「僕は初めてザ・プラザホテルに泊まったよ。でもトムはチェックインの時、僕たちが部屋をシェアすると知って逆上したんだ」
先ごろ出演したダックス・シェパードのポッドキャスト『アームチェア・エキスパート』で、当時を振り返ったロブ。そのときのトムの反応は、成功を熱望していたからこそだと語った。
「僕にとって、この話の素晴らしいところは、ある特定の人々は若い時から変わらないということだ。その要素を原動力に、彼らの今があり、歴史を残すこととなる。それまで映画のエキストラやチョイ役しかやっていなかった18歳の青年が、これほどの意気込みを見せるとはね」
「『こいつは本物だ』って思ったのを覚えているよ。マジで怒っていたから笑っちゃったけどね。でも最終的に、その結果を疑う余地はない。彼は1日目から成功を見据えていたんだ」
娘と元妻には塩対応。トムの「良い人伝説」は本当?
トムといえば、ファンをすこぶる大切にすることで知られ、来日した際には猛暑の中、2時間ものファンサービスをする神対応ぶりが話題になった。また映画字幕翻訳家で戸田奈津子氏も、トムの人柄について「ほんとにいつ会っても良い人はトム・クルーズ」と大絶賛してる。
「大スターでありながら良い人」というイメージがあるトムだが、自分の娘と何年も会おうとしない、元妻ニコール・キッドマンへの嫌がらせとも思える行動などが取り沙汰されることも。また、新興宗教「サイエントロジー」の熱心な信者で、映画でも狂気の演技を見せる。
今回、ロブが明かしたトムの過去のエピソードを聞くと、その素顔や本性がますます見えなくなってくる。ただいずれにせよ、昔から大物感にあふれていたことは確かなようだ。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>
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