長引くコロナ禍でZ世代のインテリアトレンドにも大きな変化が起きている。そう語るのは、Z世代の支持を集めるSNSメディア「Sucle」を展開するFinT代表の大槻祐依氏だ。「自分の快適さ」を重視する人が多かったコロナ禍初期に対し、今は見せる部屋へトレンドが変わりつつあるという。そこで重要になるキーワードが「塩系インテリア」。一体何なのか、大槻氏が解説する。
Z世代のインテリア事情に今、変化が起きています。長引くコロナ禍の影響でおうち時間が長くなり、Z世代に人気の部屋が「ショールーム化」しています。
ショールーム化とは、配線コードや日用品などの雑貨を極力見えないところに収納し、無機質な素材のインテリアをそろえることで、「生活感」を徹底的に消したショールームのような部屋をつくることを言います。ショールームとうたうだけあって、やはり「人に見せる」ことが前提になったインテリアになっているようです。
住みやすい部屋をつくることと部屋の生活感を消すこと。一見、矛盾する流れにも見えます。しかし、この背景にはオンライン会議における雑談のきっかけをつくったり、外出自粛の影響で友人と家で時間を過ごす時間が増えたりといった理由が見えてきました。
コロナ禍直後は「リラックス重視」のインテリアが目立つ
コロナ禍が始まった当初1年間ほどは、リラックス重視の部屋づくりがトレンドになっていました。おうち時間をいかに快適に過ごすか、刺激的ではない色、例えばベージュ系のインテリアに注目が集まっていました。実際、私が運営している女性向けメディア「Sucle lifestyle」でも、コロナ禍以降しばらくは下記のようなベージュを基調とするインテリアを多く紹介していました。
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からの記事と詳細 ( Z世代の新潮流「塩系インテリア」って何? 部屋はあえて見せる - 日経クロストレンド )
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