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Tuesday, May 17, 2022

猫の保護部屋増築へ クラファンで資金調達に挑戦 One for Mee@丹波 - 丹波新聞

berseterulah.blogspot.com

猫の保護部屋を増築するためにクラウドファンディングに挑戦している足立さん=2022年5月9日午後2時19分、兵庫県丹波市柏原町で

兵庫県の丹波市から「犬・猫の殺処分ゼロ」を目指す会「One for Mee@丹波」(同市柏原町、足立真紀代表)が、けがや病気で保護が必要な猫のための保護部屋を増築しようと、インターネットを介して不特定多数の人たちから資金を調達するクラウドファンディングに挑戦している。6月13日まで取り組み、目標金額は500万円。「小さな命のために皆さんのお気持ちを寄せていただけたら。行き場のない猫たちに安住の場所を」と呼び掛けている。

現在、不妊手術を済ませた猫を、屋外で18匹、室内で37匹、計55匹保護している。

室内で保護している猫は、実家とその「離れ」(約14畳)、実家そばの借家(約28畳)の3カ所で飼育している。

実家と離れとは50メートルほどの距離があり、「てんかんなどの病気を抱えている猫もいる。離れていては何かあってもすぐに気付いてやれない。できるだけ、目の届く範囲で見守りたい」「屋外で保護している猫も高齢になると室内で飼育することになる」などの理由で、借家2階の倉庫(約20平方メートル)を保護部屋に改修する費用を捻出したい考え。すでに今いる保護猫を世話するので手いっぱい。「決して保護頭数を増やす目的ではない。5匹を預かってもらっている実家の父から退去勧告を言い渡されたりもしておりまして」と苦笑いする。

改修した保護部屋は、新しい飼い主と保護猫をつなぐ“お見合い”の場としても活用していく。

もともと犬派で、特段、猫が好きというわけではなかった。インターネットで犬に関する情報を閲覧していた際、「安楽死」という言葉からは程遠い、もがき苦しみながら殺処分されている現状を知った。いたたまれなくなり、「自分にできることがないか」と考えるようになった時に出会ったのが、猫の保護活動を行っている人物だった。猫もまた、犬と同じように人の身勝手で命がないがしろにされている厳しい現状だった。

2013年から「TNR」活動を展開。同活動は、野良猫を捕獲して不妊手術を施した後、元の場所に戻す取り組み。翌年には丹波市で初となる犬と猫の譲渡会を催し、16年に「One for Mee@丹波」を立ち上げた。17年に猫の不妊手術に対しての助成金制度創設を市に求める署名活動を展開し、請願が採択された。19年には市内で多頭飼育崩壊現場に遭遇。10匹を保護し、今も毎日、世話をしている。

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