最近は,十数年ぶりにヴァレリア島の覇権争いに身を投じている筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第759回は,NGDEVの「Gunvein」を紹介する。本作は,性能の異なる3種類の自機から1つを選び,敵の大軍に立ち向かう縦スクロールの弾幕系シューティングだ。たしか,20年ぐらい前にもウォルスタ解放軍の一員として戦ったような覚えが……。
本作は,「怒首領蜂」と「レイフォース」を足して2で割ったようなゲームシステムが特徴の弾幕系シューティングで,これといったストーリーやバックグラウンドはない。プレイヤーはそれぞれ性能の異なる機体に搭乗する,リコ,ミコ,リジーの3人の主人公から1人を選び,全5ステージを戦い抜いていく。
基本的な攻撃方法は,メイン攻撃のショット,サブ攻撃のロックオンレーザー,ボムの3つ。ロックオンボタンを長押し中は自機が低速移動になってショットが前方に集中し,ボタンを離すと目標に向けてレーザーが発射される。ボムは画面全体の敵を攻撃すると同時に,自機が一瞬だけ無敵になるというおなじみのものだ。また,ボムボタンを長押しすると「ボムフラグメント」を5つ消費して,ショットを一時的に強化することもできる。
ボムフラグメントは敵を倒すと出現するアイテムで,これを10個集めるとボムのストックが1つ追加される。出現した敵を素早く撃破するほどフラグメントが多く出現するので,うまくボムを使ってどんどん敵を倒し,フラグメントを回収してまたボムを補充する,というループに持っていくのが攻略のコツだ。ボムで敵を倒すと得点アップアイテムが大量に放出されるのも爽快感を増すのに一役買っている。
本作でもう1つ注目なのがローグライクモードの存在で,このモードではプレイするたびに敵の出現パターンが変化する。さらに自機も特別製で,最初はロックオンレーザーを使用できず,ショットの威力も低い状態だ。プレイ中は特定のタイミングで3つのパワーアップがランダムで提示され,その中から1つを選んで自機を強化していく。コンティニューも不可で,通常プレイとはまったく違ったスリリングな戦いを味わえる。
通常モードの難易度はMILD,INTENSE,EXPERTの3段階あり,全体的な難度はやや高めだが,一番簡単なMILDなら筆者のようなSTGの腕前に自信がない人でも楽しめるはず。ステージ数は5つと少ないものの,上述のローグライクモードも遊びごたえがあり,完成度の高いゲームに仕上がっている。そんな本作はSteamにて1950円で発売中なので,頭を空っぽにして敵を撃ちまくりたいという人はぜひどうぞ。オススメです。
■「Gunvein」Steamストアページ
https://store.steampowered.com/app/2025840/Gunvein/からの記事と詳細 ( インディーズゲームの小部屋:Room#759「Gunvein」 - 4Gamer.net )
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