先日,防災リュックに入れて準備してある非常食をチェックしていたら,中から赤い缶のサクマ式ドロップスが出てきて懐かしい気持ちに浸っている筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第776回は,Pomelo Gamesの「Outlanders」をご紹介。本作は,ほのぼのとした世界観が魅力の町づくりゲームだ。賞味期限が切れてしまっていたので,今度は代わりに緑の缶のサクマドロップスを入れておこうかな。
本作は,プレイヤーが住人達のリーダーとなり,遥か彼方の辺境地で小さな集落を運営する町づくりゲーム。ゲームモードは「キャンペーン」と「サンドボックス」の2つあり,メインとなるキャンペーンモードではマップごとに提示されるさまざまなミッションを達成することでクリアとなり,新しいマップに進めるようになるのが特徴だ。
キャンペーンモードで出されるお題は,特定の素材を指定された数だけ生産したり,人口を一定以上に増やして決められた日数を生き延びたりといったものがメイン。これらを達成して,次々と新しいマップに挑戦するというのが基本的なゲームの流れとなる。目標を達成したあとは,そのまま同じマップでプレイを続けることも可能だ。
プレイヤーの仕事は,辺境地の人々が暮らしていくのに十分なだけの家や仕事場を用意し,食料などの資源をしっかりと確保してあげること。それぞれのマップには,あらかじめ最小限の施設が用意されているが,ほとんどの場合はそれだけでは足りないので,住人達に指示を出して不足している施設を作る必要がある。
辺境地の住人達はそれぞれ自分で判断して行動しており,空いている住居や仕事場があると,各自で勝手に住む場所や働く場所を決めて暮らし始める。とは言え,それぞれのミッションには日数制限があるため,すべて住人任せというわけにはいかない。プレイヤーはどの仕事場に何人を配置するか決められるので,必要な品物をより効率的に生産できるように,状況に合わせてうまく人員をやりくりしていこう。
始めのうちは簡単なミッションばかりで作れる施設も少ないが,ゲームを進めると徐々に難しくなっていき,新しい施設などがアンロックされていく。ステージクリア型の町づくりゲームともいうべき,ちょっと不思議な組み合わせのシステムだが,実際に遊んでみるとこれがいい塩梅に忙しく,思わず時間を忘れて夢中になってしまう。
目標に縛られずにもっと自由に遊びたいという人には,最初からすべての施設がアンロックされているサンドボックスモードも用意されており,住人達の暮らしをのんびりと眺めながら,心ゆくまで町づくりを満喫できるのも嬉しいところ。そんな本作はSteamにて1700円で発売中なので,一風変わった町づくりゲームを探している人はぜひどうぞ。
からの記事と詳細 ( インディーズゲームの小部屋:Room#776「Outlanders」 - 4Gamer.net )
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