<親方衆の癒やし>
大相撲秋場所(10日初日、東京・両国国技館)が迫る中でもまだまだ残暑が続く。厳しい暑さの中、親方衆の生活をのぞいてみると、涼を感じる癒やしがあった。その中身を「親方衆の癒やし」と題して全5回にわたって紹介する。
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千葉・鎌ケ谷市にある朝日山部屋は、動物たちにとってパラダイスのような環境だ。3階建ての広々とした建物内を自由に歩き回ったり、玄関前で日なたぼっこにふけったり。くつろぐペットたちの姿から、居心地の良さがうかがえる。朝日山親方(元関脇琴錦)は「うちにとっては家族だからね」と誇らしげに笑った。
朝日山部屋といえば、「志村動物園」で話題になった保護犬のちびが有名。タレントの志村けんさん(享年70)が愛した捨て犬を2017年4月に引き取ってはや6年。白内障を抱えながらも11歳となったちびに加え、「地域の方々から猫が最近多くなって困ると言われて、何かできないか」とコロナ禍の21年からは保護猫活動を開始。今ではオス2匹、メス3匹、そして居心地が良かったのか部屋にすみ着いた野良猫、らいちゃんも加えた大所帯に成長した。
信頼できる新たな飼い主の元に保護猫を届けていきたいが、長く世話すればするほど愛着が深まる。「ちゃんと飼ってくれる人かどうか判断するのは大変です。活動をしている以上は生半可な気持ちではできませんよ」。つぶらな瞳で愛くるしさいっぱいの猫たち。力士たちも安らぎを得ているようで、序ノ口の錦丸(20)は「なでたり、抱っこしたりして戯れます」。猫だけに癒やされます“ニャー”と喜んだ。【平山連】
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