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Wednesday, December 25, 2019

【ホームズ】狭小住宅でもあきらめない! 使いやすいキッチンをつくるポイント | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)

狭小住宅とは、一般的に約15坪(50m2)以下の土地に建てられる住宅を指します。土地の面積が広くても間口が6mしかないような土地に建てる家も、ある意味狭小住宅と表現できます。
いずれにしても、このような狭小住宅で理想のキッチンをプランニングするのは至難の業。でも、知恵を絞り工夫を凝らせば解決策が見いだされるのです。そのヒントをお伝えします。

狭小住宅のキッチンづくりで問題になるのは、主に次の2点です。

1.十分な作業スペースを確保できない

「キッチンの作業スペースをしっかりとれなくて不便」。これは狭小住宅に住む方から耳にする失敗談です。理想的なキッチンには、広々としたシンクはもちろん、作業をしたり一時的にフライパンを置いたりするような作業スペースが必要です。

2.収納が足りない

家を建てる際の代表的な要望の一つが“キッチンの収納不足解消”です。
物理的な面積が減れば、収納に充てるスペースが減るのも当然。狭小住宅では、キッチンの収納不足も問題になります。

床下収納

これらの問題を解決するには、次のような工夫をしてみましょう。

1.可動式の作業台でスペースをつくる

1つ目の作業スペースの確保は難題中の難題ですが、まず考えたいのは可動式の作業台の活用です。家具店にはさまざまな作業台が売られているので、じっくり探してください。ただ、作業台選びよりも大事なことを見落としてはいけません。可動式の作業台は、使うときはいいのですが、問題は使わないときの置き場所の確保です。

狭いキッチンなので作業台の置き場所がなければ、結局狭いキッチンスペースに置かなければならず邪魔になります。これが大きなストレスとなって、キッチンの悩みを増大させることになってしまいます。

具体的な対応策ですが、設計を依頼する住宅会社の設計士に「キッチンが狭くなるので可動式の作業台を使いたい。ただし、それを使わないときにうまく収納できるスペースを設計してほしい」とストレートに伝えましょう。

2.壁や床下をフル活用

2つ目の収納問題を解決するには、

  1. 壁の活用
  2. 床下の活用

の2点をおすすめします。

1. 壁の活用

不特定多数のお客さんに料理を提供する必要があるプロの料理人に、キッチンの活用法を学びましょう。街中にあるカウンターだけの小さな洋食店をイメージしてください。狭いスペースを効率よく使うために、調理に使う器具を壁にかけているケースが多いですよね。狭小住宅を建てる予定がある方は、街中でこのようなお店を見つけてじっくりと観察してみましょう。

100円ショップなどに行くと、吸盤で支えるタイプのメッシュ棚が売られています。これをキッチンの壁につけて調理器具をかけるのが最も安価な対応策です。

もっとおしゃれにしたい方は、インテリアショップや雑貨店で存在感があるステンレス製のメッシュ棚が売られているので、こまめにチェックしてください。

2. 床の活用

今度は床に目を落としましょう。
一戸建てのキッチンには、床下収納が1ヶ所設置されるケースが多いものです。ローコスト住宅などでは床下収納がないケースもあるのですが、注文住宅での建築時に、スペースさえあれば最大2ケ所ほど設置できます。
また、醤油や日本酒が入った一升瓶の置き場に困ってはいませんか? キッチンの下部収納に入れることが多いですが、場所を取る困りものです。しかし、床下収納をつくれば問題は解決。一般的な床下収納の高さは一升瓶がちょうど収まる高さになっているので、すっきり収納ができます。

狭小住宅キッチン

壁の利用や床下収納の増設で狭小住宅のキッチン問題を解決する方法をお伝えしましたが、これとは違う方法で狭小住宅のキッチン問題に対処した事例をご紹介します。1階と2階の間に、スキップフロア、いわゆる中2階を設ける設計がありますが、このスキップフロア部分にキッチンを設けた事例です。

一般的なキッチン高は85cm、対面キッチンの場合、リビング側に向いた壁は1m程度の高さになります。狭小住宅にありがちな狭いリビングでは、この1mの壁はかなり圧迫感があります。

神戸市中心部の狭小地に建てた住宅で、実際にこのテクニックを用いました。

このお宅は3階建て。1階と2階の間、そして2階と3階の間にスキップフロアを設けています。リビングは2階なのですが、1階と2階にあるスキップフロア部分にキッチンを配置しました。

この設計だと、リビングからキッチンを見ると、一段下がった場所にあるのでキッチンの圧迫感がかなり軽減されるのです。また、キッチンに立つ奥様から見ると、1階と2階両方のフロアーに目が届くという大きなメリットも生まれます。

間口と奥行きが6mという厳しい狭小地だったので、このスキップフロア設計を取り入れて圧迫感を解消することができました。

狭小住宅を建築する場合、各部屋が狭くなるのは仕方がありません。これが寝室であれば「寝るだけだから」と割り切ることも可能ですが、キッチンは違います。動きやすさ、十分な収納量、一定の作業スペースが必要となり、毎日使うことを考えると、たとえ狭小住宅であってもあきらめるわけにはいきません。

ここでご紹介したのは解決方法の一部ですが、ぜひとも参考になさってください。

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December 24, 2019 at 10:00PM
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