アパートにお住まいの方の中には、キッチンの利便性や見た目に悩みを抱くことがあるかもしれません。
特に、アパートではガスコンロの場合もあれば、IHクッキングヒーターが備え付けられている場合もあり、使用方法や注意するポイントなども変わってきます。
今回は、アパートのキッチンで採用されているガスコンロとIHクッキングヒーターそれぞれのメリットとデメリット、また簡単にできるキッチンのアレンジ方法を紹介します。
ガスコンロとIH最適なのは？ 各メリットとデメリット
アパートでは、主にガスコンロとIHクッキングヒーターのどちらかが設置されていることが多いです。まずは、それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。
ガスコンロのメリットとデメリット
ガスコンロはガスを使って火をおこします。加熱される範囲が広く、フライパンを大きく動かしても全体に火が通りやすいのが特徴です。また、直接火が見えるので細かく温度調整がしやすいのが特徴です。
一方で、ガスや火を扱うため、IHクッキングヒーターより火傷や火災のリスクは高く、ガスの元栓やホースのチェックも欠かせません。また、コンロ部分は定期的に掃除をしないと汚れが落ちにくくなり、掃除が大変になるので注意が必要です。
IHクッキングヒーターのメリットとデメリット
IHクッキングヒーターは電力のみで使用できるので、ガスより火傷や火災のリスクが低いのが特徴です。
自動電源オフ機能や調理器具を載せていないときにはアラーム音が鳴るなどの機能がついていることも多いです。また、表面が平らなので、拭くだけで簡単に掃除ができるのもメリットです。
一方で、IHクッキングヒーター対応の調理道具を揃える必要があり、加熱範囲はガスコンロのように広くないため、フライパンや鍋を大きく動かすと、火の通りが悪い部分が出てくる可能性があります。
また、ガスコンロに比べて加熱力が低く、食材に火を通すまでに時間がかかる場合があります。
ガスコンロやIHがついていない場合は？
借りる予定のアパートにガスコンロやIHクッキングヒーターなどの加熱設備がない場合は、自分で購入して設置しなければなりません。
ガスコンロは、ガスの元栓があれば、設置することができます。低価格のものであれば1～2万円程度で購入できますが、コンロの機能や都市ガス、LPガスなど対応するガスの種類によって値段は異なります。
また、2口以上のガスコンロを設置するためには、ある程度大きなスペースが必要となり、コンロスペースがないアパートの場合は設置できない可能性もあります。そのため、ガスの元栓やスペースの有無、契約するガスの種類などについて事前に確認が必要となります。
一方、IHクッキングヒーターはガスコンロのようなホースなどの付属品の接続は不要なため、設置が簡単に済みます。一口タイプのコンパクトな卓上型なら量販店やホームセンターなどでも1万円以下で購入できます。
なお、IHクッキングヒーターを設置する際は近くにコンセントがないと使えないので、キッチンにコンセントが設置されているのかをチェックしましょう。また、電気を使用するため、家のアンペア数が足りるかどうかも確認しておく必要があります。
どっちが向いている？
昔からガスコンロを使用していて実際に火を見ながら加熱具合を知り、調整したい人はガスコンロが向いているでしょう。
一方、火力が気にならない人や、フライパンではなく動かさない鍋を使った料理をよくする人、掃除が苦手で簡単に済ませたい人はIHクッキングヒーターが向いているといえそうです。
いずれにしても、ガスや電気、スペースなどの問題もあるため、購入を検討する際には設備などを含めた総合的な判断が必要です。
キッチンをもっと楽しむ！ 簡単アレンジアイデア
アパートのキッチンはシンプルなつくりであることが多いですが、簡単アレンジをするだけでおしゃれな雰囲気になり、キッチンにいる時間をより楽しむことができます。
アパートの管理規則と原状回復できるかどうかを確認したうえで、自分らしい空間を演出してみてはいかがでしょうか。
家電をアレンジしてキッチンの雰囲気をチェンジ
冷蔵庫や電子レンジなどはキッチンの中でも存在感があり、目立つ家電です。
家電に好きな模様のステッカーや塗装を施すことで、無機質なイメージが薄れ、キッチン全体の雰囲気も変わります。冷蔵庫に黒板塗料を塗れば、カフェのようなメッセージボードとして活用することもできます。
家電は個人のものなので原状回復を気にせず、自由にアレンジしやすいのもポイントです。
壁やキッチン扉、水回りをアレンジして華やかなキッチンに
マスキングテープや剥がせるタイプのウォールステッカーを貼ると、こだわりあるおしゃれなデザインにアレンジすることができます。
特に、キッチンの壁や扉といった目立ちやすい部分に貼り付けると、全体が華やかな印象になります。水回りには、マスキングテープの上からタイルシートを貼ればタイル風キッチンに仕上げることができ、退去時にも簡単に元に戻せます。
家電の色や壁の色と合わせてカラーやデザインを選ぶといいでしょう。おしゃれなデザインにできるかが心配だという方は、リメイクシートやカッティングシート、タイルシートなどを活用すれば、簡単におしゃれな雰囲気がつくれるのでおすすめです。
調理器具や調味料を置く収納スペースをつくる
アパートのキッチンに収納スペースが少ない場合は、板壁やすのこを組み立てて壁面に設置すれば、簡単な収納スペースとして活用できます。おたまやフライ返しなどの調理器具や頻繁に使う調味料などを置けば、手軽に取り出しができて便利です。
管理規約内でキッチンを自分らしくアレンジ
新しいガスコンロやIHクッキングヒーターを設置したり、キッチン周りをアレンジしたりする際は、必ずアパートの管理規約を確認しましょう。規約内容によっては新しく設置するものや、アレンジする内容に制限が設けられる場合があります。
また、原状回復ができないものは基本的にNGです。事前にどこまでアレンジやカスタマイズをしていいか、管理規約を読んで確認しておきましょう。
それでもわからない場合は大家さんに直接確認したうえで、お住まいのキッチンに合った自分なりのアレンジを加えてみましょう。
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January 21, 2020 at 08:57AM
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