日本相撲協会は２５日、高田川親方（元関脇安芸乃島）と十両白鷹山を含む計６人の新型コロナウイルス感染を発表した。１０日には幕下以下の力士１人の感染が判明していて、これで計７人に。相撲界のコロナウイルス感染が拡大した形で、番付発表を２７日に控える夏場所の開催可否の判断にも影響を与えそうだ。
芝田山広報部長（元横綱大乃国）は、白鷹山の住まいは「独身だし、部屋なんじゃないか」と推し量った。最初の１人を含めて幕下以下の力士は所属部屋が明らかにされていないが、白鷹山は高田川親方が師匠を務める高田川部屋の力士。特定の部屋の中で感染が連鎖した可能性は否定できない。
協会は力士らの外出を必要最低限にするよう何度も指示し、朝晩の検温を徹底して力士らの体調を把握するよう努めてきた。最初の感染者が出てからは、申し合いやぶつかり稽古など土俵の中で密着する稽古を避ける指示も出した。対策は打ってきたが、相撲部屋では力士らが寝食を共にしている。一般の家庭と同様に、内部で感染者が出た場合には拡大を防ぐのが難しい環境といえる。
夏場所は当初の予定から２週間の延期がすでに発表され、５月２４日の初日までは４週間。芝田山広報部長は「何も決定していないが、こういう状況なので専門家の意見を踏まえつつ慎重に検討したい」と説明した。引き続き感染拡大の防止に取り組むしかないが、協会は難しい判断を迫られそうだ。 （海老名徳馬）
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April 26, 2020 at 06:28AM
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新型コロナ＞大相撲 部屋で感染連鎖か 寝食共に、防止難しく:スポーツ(TOKYO Web) - 東京新聞
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