あけましておめでとうございます。仕事始めの日にいきなり雪で転びそうになった筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第716回は,No Matter Studiosの「Praey for the Gods」をご紹介。本作は,深い雪に覆われた世界で,巨大なボスとの死闘を繰り広げるオープンワールドのアクションアドベンチャーだ。微妙に冴えないスタートになりましたが,本年もよろしくお願いいたします!
舞台となるのは,雪と氷に閉ざされた極寒の世界。プレイヤーはこの地に派遣された主人公の女戦士となり,永遠の冬を終わらせるため,神の化身とも言うべき8体の巨大なボスに戦いを挑むことになる。「ワンダと巨像」にインスパイアされた,巨大ボスとの1対1の決闘に,寒地でのサバイバル要素を加えたゲームシステムが大きな特徴だ。
ゲームを開始すると,まずはチュートリアルを兼ねた最初のエリアで,基本的な操作方法などを学ぶことができる。簡単に説明すると,主人公には生命力とスタミナの2つのゲージがあり,スタミナが続く限り,ほとんどすべての崖や岩壁をよじ登ることが可能。また,フックショットを発射して離れた場所に一気に移動したり,パラセールを使って高所から滑空したりもできる。
上記に加え,本作にはサバイバル要素として,飢餓,疲労,寒気という3つの耐性ゲージがあり,これらの値が主人公のパフォーマンスに大きく影響するのも特徴の1つ。飢餓と疲労はスタミナの回復速度に影響し,寒気耐性が低下(=ゲージが減少)すると弓のエイムがしづらくなる。さらに,寒気耐性がゼロになると継続的なダメージを受けることになるので注意が必要だ。
こうしたサバイバル要素がどの程度プレイに影響を与えるかは,ゲーム開始時の難易度選択で決めることができ,難度を下げると各耐性ゲージが自動で回復したり,寒さによるダメージを受けなくなったりと,かなり遊びやすくなる。逆に,あまりにも簡単な設定にすると歯ごたえが無くなってしまうので,自分のプレイスタイルに合わせてじっくりと決めたいところだ。
目玉となる巨大ボスとの戦いは,相手の体にしがみついてよじ登り,複数ある弱点を攻撃していくというもの。もちろん敵もこちらを振り落とそうと暴れたり,手で叩き潰そうとしたりしてくるので,油断は禁物だ。登場するボスは2本足の巨人や四つ足の獣,空中を飛び回る怪鳥などさまざまで,ときには周囲のギミックを活用して相手の動きを止める必要もあったりと,ボスごとに異なる攻略を楽しめる。
チュートリアル的な最初のボスを倒したあとは,マップに次のボスの居場所が示されるが,実際にどのボスから倒していくかはプレイヤー次第。高低差に富んだオープンワールドの極寒の世界を自由に探索しながら,偶然出くわしたボスに挑むもよし,マップで示されたボスを順に討伐していくもよしと,思いのままの冒険を満喫できる。
そんな本作のPC版はSteamにて3300円で発売されているほか,PS4およびPS5版,Xbox OneおよびXbox Series X|S版も各ストアで配信中。「ワンダと巨像」や「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」が好きな人は,ぜひ遊んでみてほしい。
■「Praey for the Gods」公式サイト
https://www.praeyforthegods.com/からの記事と詳細 ( インディーズゲームの小部屋:Room#716「Praey for the Gods」 - 4Gamer.net )
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