グラス、バスケット、皿などを使って花を生けてみよう
「花を知り、楽しむ」がコンセプトのサイト・花毎(はなごと)の石川恵子さんが、花のある暮らしを提案します。今回は、部屋を彩る花の飾り方の応用編です。こんな生け方があったんだ!というアイデア5つをご紹介します。おしゃれな部屋作りの参考にも。
グラスを使って、水の中に花を生ける
本来、花や葉は水に浸かると傷みやすくなりますが、ランなど花びらがしっかりとしたタイプの花であれば、水の中でも生花を長時間楽しむことができます。
写真ではステム(脚)が無いタイプのワイングラスに、「バンダ」というランの一種を2輪ずつ入れています。
おもてなしの場であれば、こういったものをいくつか並べて飾ると、華やかなテーブルが演出できます。涼しげなので、特にこれからの暑い季節におすすめの飾り方です。
この生け方をするときは、水替えは頻繁に行い、水が濁る前に花を取り出すように注意してください。
小瓶を組み合わせて、球根の花を飾る
早春から初夏にかけて、ムスカリ、チューリップ、ヒヤシンス、スズランなどは球根や根が付いたものが花屋(さん)に並ぶことがあります。
そういった花は、根元が見えるように飾るのがおすすめ。写真は手のひらに収まってしまうほど小さな球根付きのミニチューリップを、小さなジャムの空きビンに少量の水を入れて飾ってみました。
バスケットを使って、ボリュームのある草花を楽しむ
ナチュラルな雰囲気の花を飾るときに便利なものがバスケットです。
写真では大きなサイズのバスケットにマーガレットを、小さなものにはスズランを生けました。
バスケットに収まるサイズのバケツやボウル、空き瓶などに水を入れて、そこに花を生けます。
花にボリュームがあって、お手持ちの花瓶とサイズが合わないときなどにも使えるテクニックです。
この場合、水の濁りや水切れなどを見逃さないように注意しましょう。
根付きの場合は、ビニールに入れたまま水を足してもOK。
和の花に、洋風の花瓶を組み合わせる
ツバキなど和の雰囲気がある花を飾る場合、モダンな器を使うと生活空間にしっくりとなじみやすくなります。
今回使ったガラスの花瓶は口元が狭く、一輪の花が飾りやすいデザインです。
こういったタイプの花瓶を一つ持っていると、花屋さんで買った花はもちろん、庭の花木や草花もさらりと素敵に飾ることができます。今回使用した花瓶は、ライフスタイルショップ「TODAY’S SPECIAL」で購入したものです。
皿を使って、デザートのように花を飾る
アフタヌーンティーなどで使われる、ケーキスタンドを使って花を飾ってみました。写真のスタンドはIKEAで購入したものです。
カラフルな実もの(トケイソウの実)と、前出のミニチューリップ、ドライフラワーになるアジサイをデザートのように並べています。
器に高さがあるので、一つ一つは小さなものでも、立体的で見ごたえのある飾り方になります。
いかがでしたか? 花瓶に飾るだけでなく、いろいろな器や皿を活用して花を飾る生活を楽しんでくださいね。
撮影=山下コウ太
花毎(はなごと)
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