群馬県のベンチャー企業が、社員食堂のないオフィス向けに「置き社食」を提唱している。個包装された小鯛の煮付けや豚の角煮といった総菜を全て１品１００円で従業員に提供。電子レンジで温めれば手軽に健康的なランチを味わえるとして、従業員の満足度も向上すると売り込む。
今年４月から置き社食を始めたのは、群馬県吉岡町の「エッサンスキッチン」。専用冷蔵庫をオフィスに置いてもらい、管理栄養士が監修した約２０種類の総菜を毎月届ける。５０品で月額１万９８００円（税抜き）を導入した企業が負担し、従業員は自分好みの総菜を１品１００円で食べられる仕組みだ。
総菜は保存料を使用せず、季節に合わせたメニューを月替わりで更新している。細野烈社長（４０）は「仕事が忙しいと食事がおろそかになりがちだ。食の福利厚生を充実させ、企業と従業員双方を支援したい」と語る。
４月以降の契約は、医療・介護施設や薬局など既に約２０件。「食事の場で社員のコミュニケーションが増えた」「おかずを作る手間が省け、働くママが喜んでいる」と導入先の反応も上々だ。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出自粛を迫られる企業側のニーズも高まったと感じているという。細野社長は「オフィス内で完結するサービスが求められている。新しい働き方に応じた提供の仕方を工夫したい」と意欲を見せる。
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June 16, 2020 at 03:00AM
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冷蔵庫から「置き社食」ランチ エッサンスキッチン、１００円総菜お届け - SankeiBiz
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