岸谷は、シリーズ初の劇場版作品として08年に公開された『相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン』に友情出演しているが、「私と35年間、芝居をしてきた《相方》の寺脇康文さんが出演していた『相棒』は非常に身近にあり、遠い存在でありました。実は私は『相棒』劇場版に出演させていただいているのですが、《犯人かと思って捕らえたらマラソン好きの岸谷だった》という役で、緊張感あふれる『相棒』の初劇場版で唯一笑いが起きたシーンでした。もちろん、(水谷)豊さん、寺脇さんとのカラミは全くありませんでした(笑)」と述懐。
今作で岸谷が演じるのはフリージャーナリストの仁江浜光雄(にえはま・みつお)。「警視庁で数々の難事件を解決してきた伝説の刑事を取材したい」と杉下右京(水谷豊)を訪ねてやってくる。異常なまでに右京に興味を示し、事件現場にまで現れて“少年犯罪”や“正義”についての議論を持ちかける仁江浜を不審に思う右京と冠城亘(反町隆史)。やがて仁江浜が右京に近づいていた真の目的と、右京との本当の関わりが明らかに。そこには、誰も想像だにしなかった事実が隠されていた…。
ある区役所職員が撲殺される事件からスタートする2021年の元日スペシャル――事件を追ううち、その人物が未成年だったころに連続暴行事件を起こしていたことが判明し、被害者の中に撲殺事件の重要参考人と思われる男が浮上。しかしその矢先に、思いもよらぬ出来事が起きてしまう。次なる殺人が起き、その被害者にもまたある秘密が…。果たしてその秘密とは? そして右京との関わりとは?
冒頭から緊迫したやりとりが繰り広げられ、目が離せない展開となることは必至。岸谷演じる仁江浜の正体が明らかになるとき、さらなる大きな衝撃が視聴者を襲う。脚本は、第6話「三文芝居」(11月18日放送)で初登板した瀧本智行氏が担当。20周年イヤーにふさわしい極上のサスペンスとなっている。
岸谷は「シビアな事件が交錯するにも関わらず、非常に繊細な心の脚本になっていて、瀧本智行さんの素晴らしい感性が詰まった作品だと思いました。仁江浜の奥底にある強い思いが決してブレてはならない、と常に自分に言い聞かせながら芝居をさせていただきました」。
今回は、水谷・反町とガッツリ共演。
「十数年前に寺脇さんに連れて行ってもらい、豊さん宅で奥様とお酒を飲ませていただいたことがあったのですが、緊張のあまり汗がお尻まで伝わり、豊さん宅のソファーをビショビショにした経験があります。また、中学生のころに、知人に頼み込んで豊さんのサインをいただき、今でもサランラップに包んで大事に大事に持っております。以上のことから、私が共演にあたってどれだけの緊張感に包まれていたかおわかりいただけたと思います。反町さんは《冠城亘》という人物を、しっかりとした役作りの中でブレることなく演じ、事件解決へ、物語の進行をしていらっしゃいました」と、話していた。
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