
港南台バーズは、2020年8月に閉店した高島屋港南台店が出店していたビルに増床エリアとして入居。増床リニューアルを行った無印良品 港南台バーズの売場面積は5117平方メートルで、移転前の約9倍に拡張した。関東最大の売り場面積となる。同社が港南区の住民にヒアリングを実施した際、高島屋港南台店が閉店したことで「食品を買う場所が無くなり、困っている」という声が多くあがったことから食の大型専門売り場を設けたという。 地下1階の食品売場では、クイーンズ伊勢丹と中島水産の2社と協業。無印良品が約7000点、クイーンズ伊勢丹と中島水産が約1万点以上の商品を揃え、生鮮食品や惣菜、菓子、酒、調味料、冷凍食品などを展開する。また、2020年12月にオープンした「無印良品 東京有明」と同様に、菓子やコーヒー豆、雑穀、ナッツ、ドライフルーツといった50種類以上の食品を1gで4円、合計20gから販売する「食品の量り売り」、32種類の茶葉を必要な量だけ購入できる「ブレンドティー工房」のスペースも設ける。 地下1階の入り口右手には、「食」をテーマに利用者とプロの料理人、生産者などが交流する学びの場として、同社初となるキッチンカウンターを併設。当日入荷した旬な野菜や肉を紹介するほか、実際に食材を使用したレシピを公開する。キッチンカウンターで紹介する内容は、店頭のモニターや、同店のインスタグラムなどでライブ配信し、食にまつわる知識を育みながら購買に繋げる狙いがあるという。また、農家や生産者が来店し、生産背景や食材の特徴を語るイベントを毎月開催する予定で、イベントの詳細は店内の掲示板と無料アプリ「MUJI passport」内に掲載する。このほか、食品ロス削減に取り組むため同店をはじめとした神奈川県の17店舗で、賞味期限まで2ヶ月以上で未開封の食品を回収するブースを設置。横浜市と包括連携協定を締結し、回収した食品をこども食堂に提供するなどフードドライブ活動を推進する。 1階では、高齢者をはじめ多くの人に商品の魅力を伝えられるよう、通常よりも大きなポップを用いて商品説明や価格を記載。入り口正面ではオープンを記念した港南台バーズ限定の食器(税込99円)を販売している。また、家づくりや収納、採寸、整理など暮らしに関する様々な相談を受け付け、サービスを展開する「MUJI SUPPORT」を設置した。 今後は、近隣に老朽化が進む団地が多いことから子会社のMUJI HOUSEを通じてリノベーションや部屋のプランニングを行う予定。地域住民へのヒアリングで「港南台は坂が多く、買い物がしづらい」といった声もあったことを踏まえ、移動販売や出張販売の展開も視野に入れているという。
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