肩のあたりまであった髪を1年ぶりにばっさり切った筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第689回は，The Alekon Companyの「Alekon」を紹介する。本作は，不思議な世界でさまざまな生き物を撮影し，くすんでしまった世界に活力を取り戻していくというアドベンチャーゲームだ。これでもう，来年まで美容院に行かなくても大丈夫のはず！
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本作の舞台となるのは，“フィクション”と呼ばれる生き物達が暮らす不思議な世界。しかし，この世界は今や“くすみ”に侵食されつつあり，それを取り除くにはフィクション達の命の源である“創造力”が必要という状況だ。プレイヤーはそんな世界に招かれた主人公となり，このピンチを救う手助けをすることになる。
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では，どうやって創造力を得るのかというと，それはフィクション達の写真を撮ること。彼らを撮影すると，被写体のアングルやきちんと中央に写っているかなど，4項目で採点され，それが創造力に変換される。フィクション達は，環境の異なる4つのエリアに暮らしており，一定の創造力を集めることで次のエリアに進めるようになる仕組みだ。
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それぞれのエリアには3つの小道があり，まずはそこを遊園地のアトラクションのように自動で進む小さな雲に乗って移動しながら，あちこちで思い思いに過ごしているフィクション達を撮影していく。途中で止まることはできないので，周囲に目を配ってシャッターチャンスを見逃さないようにしよう。
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エリア内の3つの小道をすべて進むと，そのエリアを自由に歩き回れるようになる。雲に乗っているときは見つけにくいフィクションや，撮るのが難しいフィクションに近づいて，こだわりの1枚を撮影しよう。ゲームに登場する50種類以上のフィクションの多くには複数のポーズがあり，撮影したものは石碑に記録されるので，道具などを使って彼らのリアクションを引き出し，全部のポーズを見つけたいところだ。
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また，一度撮影したフィクションとは「夢の玄関」という場所で友達になることができ，彼らからさまざまなクエストを受けられる。これはちょっとしたパズルやクイズなどのミニゲームになっており，クリアすることで大量の創造力のほか，新しい道具や能力などを入手できる。フィクション達のポーズを集めたり，新しい場所に進んだりするためにこれらの道具や能力が役立つので，どんどん頼みごとを聞いてあげよう。
どのフィクションも非常に可愛らしく，彼らのいろいろな生態を撮影しようと，つい夢中になってシャッターを押してしまう本作。ゲーム内のテキストは英語のみで，残念ながら日本語化されていないが，子供と一緒に遊ぶのにもぴったりなゲームに仕上がっている。Steamでは，そんな本作のデモ版が配信されているほか，製品版が1640円で発売中。興味を持った人は，まずはデモ版からお試しあれ。
■「Alekon」公式サイト
https://alekongame.com/からの記事と詳細 ( インディーズゲームの小部屋：Room＃689「Alekon」 - 4Gamer.net )
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