◆ホロホロ食感 本場の味
タコライスを扱うキッチンカーは多いが「ブリトーボウル」は珍しい。
「沖縄発祥のタコライスとは少し違うんですよ」と店主の樋口拓哉さん(28)=写真(上)の(左)。「BEAR’S PUPU(ベアーズププ)」は、メキシコ料理のタコスとブリトーが看板メニューのキッチンカー。その共通する具材をご飯にのせた「ブリトーボウル」はランチタイムに人気の一品だ。
写真(下)は「ブリトーボウル カルニータス(ホロホロ豚肉)」750円。具は、ひき肉を炒めたタコミートではなく「カルニータス」。豚肩ロースの塊に塩とハーブのオレガノをすり込み、ニンニクと一緒にラードで約8時間煮てから、繊維状にほぐしたもの。米国では定番具材だ。確かにホロホロで、フワットロッとした食感。塩気が効いたうま味があふれる。
樋口さんは大学卒業後、レストランマネジメントを学ぶため、米カリフォルニア州にある短大に留学。調理技術も同時に身につけた。卒業後はハワイのホテルで勤務。昨年4月、コロナ禍のため予定より早めに帰国。車を借りられる機会に恵まれたことから同年11月に開業した。店名のベアーズププは、カリフォルニア州旗に描かれた熊と、ハワイ語で前菜を意味する「ププ」を合わせたものだ。12月には大学同期の菜月さん(28)と結婚。二人三脚で切り盛りする。新米店主だが、基礎をしっかり学んだ腕は確かだ。 (さりあ)
出没先は、下北沢、両国、飯田橋、目黒など。主にインスタグラムで情報発信中。アカウントは@bears.pupu
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