仙台放送
７月３０日から宮城県白石市で、全国の屋台やキッチンカーが集結した「屋台グルメ選手権」が開かれています。会場は廃校となった中学校です。 記者リポート 「おととし、閉校した白石市の白川中学校です。ご覧ください。校庭にキッチンカーや屋台がずらりと並んでいます」 作りたてのケバブや、わらびもち。色鮮やかなわたあめも。幅広い世代に楽しんでもらおうと、全国から２５店舗以上が集結し、７月３０日から３日間の日程で開催される「屋台グルメ選手権」。 屋台グルメ選手権実行委員会 若山吉裕さん 「白石市でイベントが軒並み中止と聞いた。キッチンカー事業者から『今、出店する場所がない』という話を聞いて、市と計画して進めたイベント。校庭も広く、ここであれば、安全にイベントが開催できると思った」 入口では消毒を、食べる場所は校庭のオープンスペースと、学校という広い敷地を有効活用しています。新型コロナの影響で収入減少に苦しむキッチンカー事業者と、軒並みイベントが中止となり、どこか寂しい夏を過ごす白石市の人たちを元気づけたいと企画されました。 訪れた人 Ｑ.こういうイベントいいですか？ 「いいですね。今、何もないから」 屋台を出した人 「町おこしにもなるかなという気持ちもありながら参加した」 廃校となった校舎を利用するという新たな発想が、店を出す人や、地域の人たちを、笑顔にしていました。
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