アッパは韓国語で「お父さん」、キンパは「のり巻き」を意味する。
二つを組み合わせたキッチンカー「アッパキンパ」が、昨年9月から韓国料理専門店として仙台市と近郊を走っている。「父から継いだ秘伝のたれを使ったキンパを食べてほしい」との願いを込め、店長の柳勇光(たけみつ)さん(46)が命名した。
看板商品は店名にもなったアッパキンパ(750円)。具材は豚肉、卵焼き、キュウリ、たくあん、ニンジンの5種類で、多彩な味とごま油の香りが食欲をそそる。
会社員の傍ら家業の焼き肉店を手伝った柳さん。父親が体調を崩したため、店は2014年に閉じたが、飲食業への思いが消えず脱サラして仲間と立ち上げた。
新型コロナウイルス下でもあり、どこでも手短に料理を提供できるキッチンカーを選んだ。K-POPなど韓流ブームも後押しして、女性客を中心に売れ行きは好調だ。
店名にはもう一つの意味がある。キンパは3人の娘にいつも振る舞う「おやじの味」。手料理を笑顔で食べる娘の姿が日々の刺激になっている。「アッパキンパを仙台名物にしたい。多くの人が食べて笑顔になればうれしい」と話す。
(佐藤駿伍)
[メモ]仙台市太白区を中心に塩釜市、名取市などで出店する。写真共有アプリ「インスタグラム」で予定を公表するほか、出店依頼も受け付ける。牛肉を使った「プルコギキンパ」(800円)、韓国風唐揚げ「ヤンニョムチキン」(500円)も人気だ。連絡先は022(302)6396。
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