空き地を青空キッチンに にぎわい創出へCF
和歌山市内で、居酒屋「紀州のしずく」など計5店舗を経営するTablocal(奥畑公康代表)は、コインパーキングになる予定の市内の空き地を多種のキッチンカーが営業する場所にしようと、クラウドファンディング(CF)を始めた。
代表の奥畑さんは、同市市役所、裏玄関の斜め前にある民家が取り壊され4台分のコインパーキングになることを耳にし、「何か面白いことはできないか」と考え、この一画を丸ごと借りてさまざまなキッチンカーが交代で営業するスペースにすることにした。
同社は「飲食業から始まるまちづくり」を目指しており、にぎわいを創出する空間として活用できることを願い、同スペースを「シロキタキッチンパーク」と命名。
同社のキッチンカー「タブローカル号」では、小麦粉を使わず、添加物や化学調味料も不使用の2種のカレーを提供する予定。オリジナルのマサラのスパイスカレーはチキンやキーマ、シーフードなど具材は週替わりで、追加トッピングも可能。もう1種類はグリーンカレーやヴィーガンカレーなど時々で変わるメニューを用意。
夕方以降は総菜屋として夕飯の一品になるおかずや弁当の販売も行う予定という。
また同社は、「キッチンカーは防災にも役に立つ」として、災害時には派遣可能な「フードトラックバンク」を創設するなど、同パークがあらゆる面での防災の拠点になるよう計画もしている。
クラウドファンディングでの協力金はキッチンパークの整備、防災品の備蓄費などの一部として使う。リターンには、同パークの出店権や出張キッチンカー、スタッフ体験、同社の店舗やキッチンカーで使用できる食事券などがある。CFサイト「キャンプファイヤー」で募っている。締め切りは11月15日。問い合わせはメールで同社(info@tablocal.jp)。
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