柔道で好成績残し、夢追う
富山商業高校(富山市)三年の水野翔さん(17)=富山県朝日町=が、四月に大相撲の大島部屋(東京都)に入門する。二十八日に大島親方(元関脇旭天鵬)からテレビ電話で激励を受けた水野さんは「ガンガン前に出て、気持ちも前に出したい。気持ちでは誰にも引けを取らない、強い力士になりたい」と意気込んだ。(西村理紗)角界入りを意識したのは中学卒業直後。大島親方の知人を通して親方から入門の誘いを受け「強い人が有名になり、お金を稼ぐ世界。自分の力を確かめたい」と思ったという。
だが、中学時代は柔道に打ち込み、相撲はほとんど未経験。納得いくまで柔道に専念しようと、高校では柔道部に入った。二年生の時に県高校秋季柔道選手権大会の男子個人100キロ超級で優勝し、全国高校柔道選手権県大会の男子個人無差別級で三位に入るなどの結果を残せたことで、昨年二月まで柔道をやりきり、相撲部へ移った。
相撲歴はわずか一年だが、相撲部の上田龍弘監督は「性格は真面目で誠実。途中入部だが稽古に熱心に取り組んでいる」と評価する。身長一六七センチ、体重一二六キロ。「大相撲の中で見ると身長は高くはないが、そこを強みにして、低い重心での突き押しを磨いてほしい」と期待する。
水野さんが入門する大島部屋は二月に友綱部屋から名称変更され、十年ぶりに復活した。大島親方とのテレビ電話で、水野さんは「目標は新生大島部屋で最初の関取になること。人として成長した姿を親にも見せたい」と決意表明した。大島親方は「翔君の夢を精いっぱい手伝っていくから、頑張ろうね」と励ました。
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