うまい棒に続いて,サッポロ一番まで値上げするというニュースを聞いて,ショックを隠し切れない筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第722回は,Berzerk Studioが開発した「Infernax」を紹介する。本作は,悪魔に侵略された祖国を救うべく冒険するという横スクロールアクションRPGだ。外食する機会が減って,最近はいかにおいしい即席めんを作るかがマイブームなのに……。
本作のストーリーは,激しい聖戦を終えて故郷に帰ってきた若き侯爵が,国を離れているあいだに邪悪な魔法に蝕まれてしまった祖国を救うために,さらなる冒険を繰り広げるというもの。各地の城にいる悪魔を倒して5つの封印を解き,最後に待ち構える魔王を討伐するのがゲームの目的だ。
本作は横スクロールのアクションRPGで,プレイヤーは主人公の侯爵を操作して悪魔達と戦っていく。基本的なアクションはメイスを使った近接攻撃とジャンプ,しゃがみ動作のみとシンプルだが,ゲームを進めるといくつかの魔法とスキルを習得でき,雷による全体攻撃や回復魔法も使えるようになる。
ところどころにある石像はセーブポイントとなっており,これに触れるとHPおよびMPが回復する。また石像では敵を倒した際に入手した経験値と引き換えに,主人公のHPやMP,攻撃力を強化することも可能だ。さらに町にいる商人からは,お金を使って武器や防具,魔法などを購入できるので,じっくりと準備を整えれば,アクションがあまり得意でない人でも最後までクリアできるだろう。
レトロなドット絵とサウンドが本作の魅力だが,より大きな特徴となっているのが,プレイヤーの決断によってその後の展開が変化すること。例えば,ゲームを開始するとすぐにゾンビ化しかけた人物が主人公に「殺してくれ」と懇願してくるが,望みどおりにするか,助ける道を探すかはプレイヤー次第。その後も多くの選択が待っており,それらにどう対応したかによって複数のエンディングに分岐する。
全体的に見ると「悪魔城ドラキュラ」と「モンスターワールド」を足して2で割ったような雰囲気で,これという目新しさはないものの,1つ1つの要素がバランスよく組み立てられており,ストレスなく遊べるのが嬉しいところ。アクションゲームとしての難度もそこまで高くないので,この手のゲームの初心者にもオススメしたい。
そんな本作のPC版はSteamにて2499円で発売されているほか,PlayStation 4およびNintendo Switch版が2022年上半期に発売予定だ。
■「Infernax」公式サイト
https://www.infernax.com/からの記事と詳細 ( インディーズゲームの小部屋:Room#722「Infernax」 - 4Gamer.net )
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