仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
不動産仲介などを手掛けるgroove agent(東京都港区)が、展開するサービス「ゼロリノベ」で賃貸住宅での生活における不満やその理由に関する調査を実施し、結果を発表した。その結果、不満の1位は「家賃が高い」だった。
11月28〜29日に、東京都在住の男女1000人を対象にインターネットで調査。賃貸住宅での生活の不満として、「家賃が高い」を筆頭に、「家賃がもったいない」「部屋が狭い」といった項目に回答が集まった。家賃に関しては「所得が上がらない中、賃料が高い」「場所が不便な割に、家賃が高く感じる」といった声が集まった。
家賃や部屋の狭さといった住宅そのものに関する不満以外には、「左右・上下階の音」「住人との人間関係」など、周辺環境に関する不満にも回答が集まった。「眠っているとき、たまに隣人の生活音で起こされることがある」「どのような人が住んでいるか分からない」といったコメントが寄せられた。
賃貸住宅での生活で生まれる不安を解消するため、住宅購入を検討したことがある人は全体のうち54%。一方で、半数近くの人が不満を抱えながらも住宅購入を検討したことがないという結果に。理由としては「経済的に余裕がない」「値上がりする物件を買う眼力がないから」といった声が上がった。
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