WHO(世界保健機関)では、健康を守るための安全でバランスのとれた室内温度として、冬の室温を18℃以上にすることを強く勧告しています。部屋と部屋の温度差を少なくして、家全体を暖かくすることが大切です。また、室内でも血圧の変動を大きくしないために、足元を温めることが重要だといわれています。
国土交通省の資料(*出典1)によると、床上1mの室温が1℃低下した場合よりも、床近傍の室温が1℃低下した場合の方が、血圧がより上昇しやすいという結果が示されました。このような低い室温による血圧の変化は、ヒートショックのリスクをより高める可能性があるため、ヒートショックを防ぐには、部屋と部屋の温度変化を小さくするとともに、部屋の中を、特に足元を温めることが大切です。上手に節電しながら効率よく部屋を暖めるとともに、家全体を広く暖かくして、ヒートショック対策を心がけてください。
日本気象協会では、ヒートショックの知識や対策をより多くの人に知ってもらうため、ヒートショックの啓発プロジェクト「STOP!ヒートショック」をサポートしています。また、日本気象協会は東京ガスと共同開発した「ヒートショック予報」について、tenki.jpでも提供していますので、ぜひご活用ください。
(*出典1)
・国土交通省「住宅内の室温の変化が居住者の健康に与える影響とは?調査結果から得られつつある「新たな知見」について報告します~断熱改修等による居住者の健康への影響調査 中間報告(第3回)~」
https://www.mlit.go.jp/report/press/house07_hh_000198.html
(参考資料)
・経済産業省 資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/shoene_setsuden/
・tenki.jp「3か月予報」
https://tenki.jp/long/three_month/
・政府広報オンライン「交通事故死の約2倍?!冬の入浴中の事故に要注意!」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202111/1.html
・「STOP!ヒートショック」
https://heatshock.jp/
からの記事と詳細 ( 節電しながら効率よく部屋を暖めよう。ポイントは足元を温かく - tenki.jp )
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