日本の代表的な伝統文化ともいえる大相撲。11月12日からは、九州場所(11月場所、福岡国際センター)が始まる。この連載では、相撲好き女子「スー女」のはるかぜと、相撲ライター五郎が、相撲を知らない編集Kの質問に答えながら、相撲の基本から本場所の見どころまで、大相撲の楽しみ方について語り合う。今回は、相撲部屋の勢力図や地元九州の力士などに注目しながら、九州場所の見どころを探る。
九州場所の番付発表、幕内力士最多の部屋は
編集K:11月12日から福岡国際センター(福岡市博多区)で開催される九州場所(11月場所)が始まりますね。
「スー女」はるかぜ(以下:はるかぜ):私の推しの阿炎(あび:錣山[しころやま]部屋)と、北勝富士(ほくとふじ:八角[はっかく]部屋)が小結に返り咲きました。秋場所で11勝を挙げて優勝争いをした熱海富士(あたみふじ:伊勢ケ濱[いせがはま]部屋)は、東前頭15枚目から、西前頭8枚目まで番付を上げています。Kさんは九州場所も熱海富士推しですか?
編集K:秋場所では熱海プリンを買って応援していましたから(笑)、今回も期待を込めて推したいと思います。九州場所の番付を見て、1つ気づいたことがあって。熱海富士がいる伊勢ケ濱部屋は、幕内の力士が多いですよね。
前みつ五郎(以下:五郎):おっしゃる通り、伊勢ケ濱部屋の幕内力士の人数は、九州場所ではすべての部屋の中で最も多い5人です。横綱の照ノ富士(てるのふじ)をはじめ、翠富士(みどりふじ)、熱海富士、宝富士(たからふじ)、錦富士(にしきふじ)がいます。
はるかぜ:私、伊勢ケ濱部屋の朝稽古を見学したことがあります。
五郎:いろいろな部屋に行っていますね(笑)。
はるかぜ:伊勢ケ濱部屋の稽古はすごく見応えがあって、見入っていたらいつの間にか3時間以上たっていました。
五郎:伊勢ケ濱部屋は稽古が厳しい部屋といわれていますね。
編集K:そうなんですか。幕内力士が多い部屋というのは、ほかにもありますか。
五郎:次に多いのは、追手風(おいてかぜ)部屋の4人です。
はるかぜ:関脇の大栄翔(だいえいしょう)のほかに、翔猿(とびざる)、遠藤(えんどう)、剣翔(つるぎしょう)がいます。
五郎:その次が、木瀬部屋と境川部屋の3人です。ただ、幕内力士が複数いる部屋よりも、1人だけという部屋の方が多いですね。
編集K:十両を含めた関取の数で見ると、一番多いのはどの部屋ですか。
五郎:追手風部屋は十両が3人で合計7人と最も多いです。次に多いのは木瀬部屋で、十両は3人なので、関取は合計で6人います。
はるかぜ:幕内の最大勢力は伊勢ケ濱部屋で、関取の最大勢力は追手風部屋ということですね。
相撲関連の記事などを執筆。保育園児の頃からテレビで相撲を観戦。好きな技は出し投げ。プロ野球は7歳からホークスファン。(イラスト:福家聡子)
追っかけ遍歴は10代→ビジュアル系、20代→インディーズバンド、30代→K-POP、40代→大相撲(今ココ)。座右の銘は「推しは推せるときに推せ」。(イラスト:福家聡子)
プロレスや総合格闘技は見るが、相撲の知識はほぼゼロ。本連載を機に大相撲観戦を趣味の1つにできればと考えている。
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