「110番の日」の10日、警視庁は110番通報の適正な利用を呼びかけるイベントを開いた。
新宿署はお笑いコンビ「ななまがり」の森下直人さん（37）と初瀬悠太さん（37）が一日署長に就任。署が実際に扱った不適正な通報として、「部屋の前に猫がいる」や「タクシーが止まってくれない」などの事例の説明を署員から受けた。同署の110番通報は昨年1年間に約6万件（速報値）あり、うち2割が警察官を呼ぶ必要のないものだったという。
調布署は気象予報士の與猶茉穂さん（31）を一日署長に迎え、京王線の調布駅前で啓発イベントを開催した。與猶さんは、事件や事故など緊急の場合は110番通報を使い、相談や困りごとの場合は、「#9110」を利用してほしいと呼びかけた。（遠藤美波）
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