テレビやエアコン、それに扇風機や加湿器などもだが「“今”使いたいんだョ!」という時に限ってリモコンが見当たらないものではないだろうか? 少なくとも筆者宅では、そうなのだ。
そんなイライラリスクを分散するため……加えて部屋の温湿度を把握するために、赤外線搭載のスマートリモコン「SwitchBot(スイッチボット) ハブ2」を使ってみた。
温湿度……特に湿度が分かるのはうれしい!
これまでもスマートリモコンを使っていたが、「スイッチボット ハブ2」に切り替えようと思ったのは、同機に温湿度計が搭載されているため。
電源を入れて各種設定を済ませると、本体のディスプレイに大きく温度が、その上には湿度が表示される。
原稿執筆中に見た時の温湿度は「22℃/57%」。少し室温が低いが、こたつに足を入れて仕事しているので、寒くはない。また湿度に関しては、一般的に人が快適に感じる、または感染症の対策にも適しているといわれている湿度が、40〜60%。現在は少し高めだが、とても快適だ。
こうしてリアルタイムに温湿度が確認できつつ、自身や家族の快/不快を感じられるのは悪くない。特に冬場の湿度についは、個人的には50%以上を維持したいため、客観的な数値が見られるのはうれしい。
なお温湿度センサーは、付属するUSBケーブルの途中に内蔵されている。つまり付属ケーブルの使用が必須となる。
家電製品の操作もできる
温湿度が確認できるだけでなく、スマートリモコン機能を備えている。
例えば、本機を見て「温度が下がったからエアコンをONにしよう」とか、「乾燥してきたから加湿器をONにしよう」といったことが、スムーズに行なえる。また、専用アプリで「オートメーション」機能を使えば、「湿度49%以下になったらエアコンをONにする」といった自動化も行なえる。
手元のリモコンに比べて必ずしも操作性が高いとはいえないが、テレビの操作も可能だ。やや不満に感じるのは、筆者宅のテレビが古いからなのか、電源のON/OFF、選局、音量設定くらいしか操作できなかったこと。だが、テレビメーカーが提供している専用アプリよりも、アプリの起動が早く、電源ON/OFF操作が素早く行なえるのはうれしい。
エアコンとテレビのほか、照明2つを操作できるようにすると、スマートフォンで一括操作できて便利。また、筆者宅にはまだ対応製品がないが、メーカー横断のスマートホームの新規格「Matter(マター)」にも対応しているので、今後も長く使えそうだ。
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