スマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』(以下、FGO)とサンシャインシティプリンスホテルのコンセプトフロア“IKEPRI(イケプリ)25”のコラボレーション企画である“HOTEL CHALDEA(ホテル カルデア)”。その第2弾が2023年12月23日より開始されています。
『FGO』דIKEPRI25”のコラボは実に4年ぶりとなります。前とは違ったサーヴァントたちが選出されていますが、はたしてどのようなおもてなしをしてくれるのだろう……と思い取材へ向かいました。
結果から先にいうと、筆者としてはものすごくいいものが見られた……という感じで大満足。 “『Fate/Grand Order』の唯一無二の世界観を落とし込んだ特別な空間をお楽しみいただけます”と公式サイトにある通り、部屋の中はまさに別空間。壁のパターンや窓枠、小物などの細かいところまでこだわりに満ちていました。
残念ながら現時点で予約はほぼ満了となってしまっていますが、そのこだわりのクオリティを、全部屋、そして各ラウンジの写真とともにリポートします。
【FGO】ホテルカルデア第2弾全部屋リポート。ついつい「いい……」と声が漏れる、ぴったりなコンセプトに酔いしれるコラボ
インド王宮のような雰囲気の“英雄の間 ~静かなる闘争~”
最初に訪れたのは、カルナ(ランサー)、アルジュナの2騎がメインとなるコンセプトルーム“英雄の間 ~静かなる闘争~”です。
まず目に飛び込んできたのが、インドの王宮が如き豪華な内装! 2騎のメインカラーでもある赤と青のカラーリングが、部屋の美しさをより際立てています。
コンセプトでもある“静かなる闘争”ですが……どうやら今回、2騎はゲームで勝負をしている様子。部屋の中には1vs1の戦いが楽しめるボードゲーム『ジャイプル』が置かれていました。
2騎のあいだでどのような駆け引きが行われていたのか、ついつい空想に耽ってしまいます。
この部屋のベッドはオベロンのお墨付き! “ルーム・アヴァロン~黄昏のブレイクタイム~”
こちらは“ルーム・アヴァロン~黄昏のブレイクタイム~”。千子村正とオベロン、第2部 第6章で共闘した2騎が出迎えてくれるお部屋となります。
ここ、個人的にはいちばん気になっていたお部屋です。何より人選がニクい。誰だってオベロンの選んだベッドでゆったりと睡眠を取ったのち、村正の淹れてくれた熱いお茶で目を覚ましたいってなもんでしょう。この部屋ならそんな空想にだって浸り放題です。
ただ、チェックアウトの時間を忘れて“永久睡眠”という名の大寝坊をかまさないよう、注意したいところ。
張り込みの雰囲気が味わえる“カルデア捜査本部~張り巡らされた計略~”
おつぎはシャルルマーニュとジェームズ・モリアーティ(ルーラー)による“カルデア捜査本部~張り巡らされた計略~”。
この2騎の組み合わせってなんだろう……? と思っていましたが、真面目×狡猾な警察バディと考えると、意外にもしっくりくる。存在しない刑事ドラマが脳内を駆け巡ります。
いいな、と思ったのが、窓枠に施されたブラインドの装飾。カシャ……とブラインドを引き下げながら外を伺う、なんてシーンは刑事モノの鉄板ですよね。よくわかってらっしゃる。
掛け軸がいかす“晩酌ノ庵 ~ぐだぐだな大人たち~”
最後に紹介するお部屋は“晩酌ノ庵 ~ぐだぐだな大人たち~”。和なテイストの落ち着いた室内からは、斎藤一と高杉晋作――2騎の“ぐだぐだな大人”が、酒を片手に駄弁る姿が想像できます。
個人的には内装がいちばん好きだなあと感じたお部屋。壁の模様と障子風の窓枠がいい雰囲気を醸し出していました。
高杉晋作が詠んだ辞世の句“面白きことも無き世を面白く。”が掛け軸として飾られているのもいいんですよね。
コラボは泊まる部屋だけじゃない。ほかマスターとの交流が楽しめる共用ラウンジ
さて、当コラボでは4つの部屋以外に“コンセプトラウンジ”も『FGO』仕様に。
- 宿泊者同士の交流の場でもあるフォトスポット“ストーム・ボーダー”
- グッズ展示などを楽しめるショップ&ギャラリー”
- メッセージやイラストが書ける“コミュニケーションスペース”
- 宝具が展示されている“ミュージアム”
と、部屋と同じく4つのラウンジが用意されています。こちらも取材ができましたので、中の様子をお届けします!
ゴッフとネモがお出迎え フォトスポット“ストーム・ボーダー”
エレベーターホールから見えたゴッフに導かれて入ってみると、そこは“ストーム・ボーダー”でした。奥には幾千と見たあの背景がパネルで展示されており、シリアスな戦闘とトンチキな光景が折り重なった、さまざまな記憶が呼び起こされます。
部屋の中には大きいソファ。上に乗ったクッションには、今回のコラボで選出されたサーヴァントたちのイラストがプリントされています。いい光景だ……。
その対面にはコラボに選出されたサーヴァントたちのバトルキャラが展示。普段こういう立体物で見る機会はないので新鮮でした。
リアルガチャが楽しめる “ショップ&ギャラリー”
つぎに訪れたのは、“ショップ&ギャラリー”。
オリジナルグッズのほかに“FGO MART”で販売されていた商品も展示されていました。あらためて見ると、やはりデザインのいいグッズが多い……! ついつい物欲を刺激されてしまいます。
※グッズの販売は行われていません。
FGO Fesの思い出がよみがえる“コミュニケーションスペース”
なんとか物欲を断ち切り、つぎに足を運んだのは“コミュニケーションスペース”。ドアを入って目の前にある巨大なフラッグが目を引きます。
こちらは2023年7月末に開催された“FGO Fes. 2023”のDay2に掲示されていたメッセージフラッグ。
あの日の幕張に集まった、大勢のマスターたちによる熱が込められた特別な旗です。そうか、もう半年近くも前なのか……。
フラッグの対面には、“ホテル カルデア”印のメッセージボードが。3ヵ月という長い時間をかけて、ここがメッセージで埋め尽くされるのかと思うとワクワクしますね。“FGO Fes”とはまた違う熱を感じられそうです。
概念礼装がまるで絵画のように展示された“ミュージアム”
最後は“ミュージアム”を拝見。ここでは過去のイベントでも展示されていた宝具の数々を見ることができ、壁には額装された概念礼装も並んでいました。
概念礼装の展示は下にキャプションが配置されており、額装も相まってまさに“ミュージアム”という雰囲気に。個人的に概念礼装のフレーバーテキストを読むのがとても好きなので、いつもと違った見方ができるのも新鮮でした。
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