調印式で握手する能作克治社長(右)とLOTAグループの周神安知識長=18日、富山県高岡市オフィスパークで(小寺香菜子撮影) |
富山県高岡市の鋳造メーカー「能作(のうさく)」は二月に、台湾の金属メーカー「LOTAグループ」と合弁会社「能作プレシャスメタル」を新設。四月に台北に本社兼展示場を開け、新ブランド「能作プレシャス」で金属素材のキッチン用品などを海外で販売する。十八日には調印式が同市オフィスパークの能作本社であった。
製品は金、銀などを素材にし、能作がデザイン。LOTAグループの工場で生産した商品を台湾にある同グループの四店舗やオンラインで販売する。
資本金は五千万台湾ドル(一億八千万円)で、出資比率は能作が51%、LOTAグループが49%。社長は能作克治社長が兼任する。
式には能作社長、LOTAグループの会長代理の周神安(シュウシェンアン)知識長が出席。能作社長は「LOTAグループは世界に販路を持ち、能作の世界ブランド化も踏まえている。台湾から来る観光客を増やし、地域のためになることをやっていきたい」と話した。周知識長は「富山と台湾が発展できるように期待する」と述べた。
LOTAグループはキッチンや浴室の金具など、相手先ブランドによる生産(OEM)を中心に、世界七十カ国の有名メーカーと取引がある。LOTAグループ会長が能作の工場を見学し、職人の技術と商品に魅力を感じ能作に打診。話がまとまった。
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January 19, 2020 at 09:35AM
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【富山】能作 台湾でキッチン用品 4月に展示場 現地企業と合弁 - 中日新聞
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