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Sunday, February 23, 2020

深沢さん(津幡出身)鳴戸部屋入門 来月初土俵 「早く関取になりたい」 - 中日新聞

鳴戸部屋に入門した深沢成矢さん(右)。左は鳴戸親方=津幡町上矢田で

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 津幡町出身で新潟県立海洋高校相撲部の深沢成矢(せいや)さん(三年)が大相撲の鳴戸部屋に入門し、三月の春場所で初土俵を踏む。深沢さんは二十三日、地元津幡町で取材に応じ、「一日でも早く関取になりたい。大相撲で活躍して、応援してくれる町の人たちに喜んでもらたい。将来の目標は横綱になること」と抱負を述べた。

 一八三センチ、一三〇キロ。得意は右四つ。小学一年の時から町少年相撲教室に通い始め、津幡南中学校三年の時は全国中学校大会で団体準優勝に貢献。中学卒業後は親元を離れ、新潟・糸魚川に相撲留学し、稽古を重ねてきた。深沢さんを中学生のころから知る鳴戸親方(元大関琴欧洲)は「大学卒よりも高校卒の方が教えがいがある。石川出身の遠藤や炎鵬、輝のように幕内で活躍できる素質はある」と断言する。

 この日は実家が営む町内の温泉施設で、町相撲連盟主催の激励会があり、矢田富郎町長ら八十人が深沢さんの門出を祝い、鳴戸親方も出席した。恩師の津幡南中相撲部の西村幸祐(こうすけ)監督(40)が「早く関取になって津幡を盛り上げてほしい」とエールを送れば、父正人(まさひと)さん(52)は「まずはけがをせんように。あとは親方の言うことを聞いて、世話になった人たちに感謝の気持ちを持ってがんばってほしい」と話していた。

 深沢さんは新弟子検査を経た後、三月八日初日の春場所(エディオンアリーナ大阪)で前相撲に臨む。 (島崎勝弘)

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