最近は，へっぴり腰でCity 17のコンバイン兵と銃撃戦を行っている筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第629回は，Drix Studiosの「Grand Guilds」を紹介する。本作は，大陸全体を巻き込む新たな戦争を食い止めるためにファンタジー世界で冒険を繰り広げるシミュレーションRPGだ。できれば，物理学者も愛用しているバールで敵を殴ってみたかった。
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本作の舞台は，長い戦乱が続いていたアイリン大陸。有力なギルドの助力を得たトリトン帝国の皇帝によって，この地につかの間の平和がもたらされたが，あるとき大陸全土で謎の襲撃者による攻撃が同時多発的に発生する。ギルド「Lux Deus」の隊長であるイライザは，仲間と共に襲撃者の正体を追ううち，その背後にある巨大な陰謀に巻き込まれていく……。
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というわけで，プレイヤーはイライザとその仲間達を率いて，剣と魔法のアイリン大陸を旅することに。本作は，キャラクター同士の会話によってストーリーが進行するアドベンチャーパートと，個々のユニットに指示を出して，斜め見下ろし型のステージでタクティカルバトルを行う戦闘パートを交互に繰り返していく，おなじみのスタイルのシミュレーションRPGだ。
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メインとなるのはもちろん戦闘パートで，特徴的なのはキャラクターのスキルがカードになっているという点。キャラクターはそれぞれ個別のカードセットを持っており，事前に準備しておいた，1人につき最大15枚のカードデッキを使って戦いに臨むことになる。カードには使用するために必要なAP（アクションポイント）があり，強力なスキルほどコストが高く設定されている。
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バトルでは毎ターン，各キャラクターにデッキから1枚のカードが補充され，5ポイントのAPが与えられる。手札のスキルカードはAPが許す限り，一度に複数使用できるが，どのカードを引けるかは運次第。また，前半でカードを使いすぎると，後半のここぞという場面で使えるカードが無くなってしまう。どんなデッキを組み，それを使ってどう戦うかが，プレイヤーの腕の見せどころだ。
ゲームにはメインクエストのほかにサイドクエストも用意され，こちらでキャラクターのレベルアップやお金稼ぎができる。お金は新しいスキルカードをアンロックするために必要なので，積極的にこなしていくといいだろう。実際にプレイしてみると，シミュレーションRPGとカードゲームの食い合わせが微妙に悪く，それぞれの良さを生かし切れていないと感じる面もあるが，試みとしてはなかなか面白い。そんな本作はSteamにて2050円で発売中なので，興味を持った人はぜひどうぞ。
■「Grand Guilds」公式サイト
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April 01, 2020 at 08:00AM
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インディーズゲームの小部屋：Room＃629「Grand Guilds」 - 4Gamer.net
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