熊本刑務所(熊本市中央区渡鹿)は11日、老朽化や熊本地震の被災により中央区京町から刑務所内に移転する「京町拘置支所」の新施設を報道陣に公開した。収容定員は130人で、主に公判で刑期が確定する前の被告人を収容する。
新施設は2019年11月に着工、今年4月に完成した。鉄筋コンクリート6階建て(延べ床面積2700平方メートル)で、法務省が刑務所の事務庁舎も兼ねて新築した。1階に面会室9部屋、2~5階に収容者の居室102部屋があり、最上階に運動場を設けた。総工費は約40億円。名称は現在の「熊本刑務所京町拘置支所」をそのまま使用する。
熊本刑務所によると、新施設は、人権への配慮から収容者の1人部屋を現在の46室から95室に増やし、共同部屋(定員5人)は10室減の7室とした。
「居住環境が良くなり、収容者間のトラブルが減る」とみている。全体の収容定員は50人減となるが、同刑務所は21年の1日当たり収容者数が平均69人だったとして「対応できる」と説明した。
京町拘置支所は1912年に「熊本監獄京町出張所」として開設。63年完成の現施設は、全ての収容者が移転した後に解体する。(中島忠道、上島諒)
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