そこに秘められたドラマをあなたはまだ知らない
3年前、雑居ビルの一角を間借りして鳴戸親方の夢は始まった。
自己資金で開いた相撲部屋には弟子三人。それが今や10人を超える大所帯に。去年6月には総工費3億円をかけたビルも完成した。
密着1000日を迎える3月の大阪場所。我々取材班も大いに期待し、全力で応援するつもりだった。
だが、新型肺炎で事態は急変。史上初、無観客の土俵を彼らはどう乗り切ったのか?
令和の怪物 元林についた四股名は"欧勝竜"
大阪場所をひと月後に控えた2月。近畿大学出身、令和の怪物、元林に四股名がついた。
その名は欧勝竜(おうしょうりゅう)。
高校時代には同い年の貴景勝とも対戦し、2勝2敗だった。幕下上位で迎える3月の大阪場所は、十両昇進への最初の関門になる。
期待の新弟子には角界初のトルコ系力士も
さらに鳴戸部屋には期待の新弟子が二人いる。
深沢は石川出身の18歳。高校時代、相撲部で鳴らし、技も切れる。
もう一人の新弟子は22歳の萩原。父はトルコ人、母が日本人で強豪・拓殖大学相撲部の出身。全国優勝も経験している。
二人とも、親方が勧誘した金の卵。トルコ系の力士は角界初の誕生となる。
生まれた好循環。新入りに負けるかと兄弟子は燃えた。
相撲とは、かくも激しいものなのか。強くなって番付を上げる。それが彼らの生きる道だ。
鳴戸部屋にはまだいないが、もし関取になれば月100万円を越える給料が貰え、個室に住むことも許される。
弟子たちのもう一つの"仕事"
一方で出世競争だけが相撲部屋の日常ではない。ちゃんこ作りも弟子たちの仕事。毎日、力を合わせて進める。
手際を見て驚いた。魚の三枚おろしは基本技術。股割りや四股、てっぽうと同じくらい、包丁さばきは我が身を助ける。
この日、作ったのは唐揚げ100個をはじめ、計6品。
最初は料理が苦手な弟子もいるが、生活しているうちに調理師顔負けの腕になる。
朝7時に稽古を始め11時過ぎに食事。食べたら昼寝。これらすべて稽古の内。体重を増やし、当たり負けない体を作る。
無観客となった大阪場所の結果は...
迎えた大阪場所であったが、新型肺炎の影響で無観客での開催となった。拍手も歓声もない土俵。鳴戸部屋は大人数の移動にはバスをチャーターするなど精一杯の対策をした。
大阪場所を無事に終え、戻った東京。ここでまず親方に聞きたかったのは大阪場所の感想。
二人の新弟子、深沢と萩原は快挙を成し遂げた。揃って前相撲全勝で一番出世。
一方、十両目前、幕下上位にいた欧勝竜は初めての負け越し。関取の壁にぶつかった。
4月、ついに外部との接触が全面禁止に...
4月、ついに外部との接触が全面的に禁止になった。稽古はしているが、見学は受け入れられない。
ファンあっての大相撲なのに。鳴戸親方には、そこが悩ましかった。
導き出したアイデアはツイッターの活用。鳴戸部屋 公式Twitterで稽古の様子をライブ配信。誰でも見られるようにした。見られている緊張感がいい稽古を生む。
【鳴戸部屋 公式Twitter】@narutobeya
画面越しでもわかった。彼らの気持ちは今も前を向き続けている。
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May 05, 2020 at 06:00PM
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密着1000日!元琴欧洲率いる「鳴戸部屋」力士たちの熾烈なライバル争い|テレビ東京スポーツ - テレビ東京
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