プロモーションのため、ＭＧＭリゾーツ・インターナショナル社長のビル・ホーンバックル氏（左）と面会した井上 （大橋ジム提供）【拡大】
プロボクシングのＷＢＡ、ＩＢＦ世界バンタム級統一王者、井上尚弥（２７）＝大橋＝が２８日（日本時間２９日）、防衛戦（３１日＝同１１月１日、米ラスベガス）に向けて会場のホテルであるＭＧＭグランド入りした。ＷＢＡ２位、ＩＢＦ４位のジェーソン・モロニー（２９）＝オーストラリア＝の挑戦を受けるが、この試合に勝利した場合、次戦で大みそかに日本のリングに上がる可能性が出てきた。
新型コロナウイルスの感染を防止するため、「バブル」と呼ばれるＭＧＭグランド内に作られた隔離空間。この日、井上は拠点としていたラスベガスのホテルから試合会場のある「バブル」へ移動した。
「ホテルを移動することで環境が変わりますが、バブルではなるべくリラックスすることに努めたいと思う」
陣営スタッフよりも先にＭＧＭグランドに入った井上は、プロモーションのため、ＭＧＭリゾーツ・インターナショナル社長のビル・ホーンバックル氏と面会した。その後、午後９時に所属ジムの大橋秀行会長（５５）らと合流し、米国で２度目のＰＣＲ検査を受けた。翌朝に検査結果が出るまでは、ホテルの部屋から一歩も出られないという。
現地時間２６、２７日には米メディアの取材を受けたが、その中の一つである「ヤフースポーツ」には「ラスベガスで闘うことでスーパースターに近づける。それがここにいる理由です」と答えた。契約する米興行大手トップランク社のボブ・アラムＣＥＯ（８８）＝米国＝は別の米メディアで、早くも井上が勝利した場合に言及。「大みそかに日本で闘うか、次戦もここ（ラスベガス）で行うのか考える」と先を見据えた。
前日に練習を打ち上げた井上は「後は計量まで疲れを抜くだけ」と手応えを口にしていた。“モンスター”が隔離生活を経て、ラスベガス初陣へ臨む。
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October 30, 2020 at 03:03AM
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井上尚弥、ホテル“監禁”ＰＣＲ検査で部屋から出られず／ＢＯＸ - サンケイスポーツ
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