新型コロナの影響で、在宅ワークが推奨されるようになった昨今。その結果、増えているのが「騒音トラブル」だ。建築音響の第一人者で、新刊『マンションの「音のトラブル」を解決する本』を出版した井上勝夫氏によると、安易なクレームは争いを生み、殺人事件にも発展しかねないという。そうならないために必要なのは、きちんと証拠を残しておくこと。そのポイントを、8項目にまとめてもらった。
いきなり苦情を言いに行かない
上階からドンドン、ドタドタ音が響く。隣のテレビの音がうるさい。深夜の話し声が気になる。ステレオの音楽が大音量で聞こえてくる。早朝に洗濯機を回す……など、音はいったん気になりだすと、神経にさわります。
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ああ、もう我慢できない! ……という気持ちはわかりますが、いきなり苦情を言いに行くのはやめましょう。「耐えられない」という気持ちのままで行くと、どうしても感情的なもの言いになってしまいます。来られたほうも、突然だと気分を害するに違いありません。
マンションの場合は、空気中を伝わる「空気音」のほかに、躯体を振動として伝わる「固体音」があります。「固体音」は、上下階や隣戸ではなく、思わぬところから伝わってくることがあるので、「音を出しているのは上の階に違いない」などと最初から決めつけないことです。
そのためにも、苦情を言う前に、ワンクッション置くことを心がけましょう。最初は管理組合に申し出て、掲示板か全戸配布で「騒音に関する注意」をしてもらうのが良いのではないでしょうか。
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