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Saturday, May 15, 2021

自宅のキッチンから出る食品廃棄物を減らす方法 - ハーパーズ バザー・オンライン

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environmentally friendly brown paper bag for groceries

Peter DazeleyGetty Images

現状、アメリカでは食品の推定30〜40%が廃棄されている。食品廃棄は世界的な問題になっているけれど、アメリカは世界のどの国よりも多くの食品、正確には4000万トンを廃棄している。

また3500万人以上が食糧不足で、多くの人々が飢餓に瀕し、人間としての基本的ニーズを満たすことができないでいる一方で、毎日膨大な量が廃棄されているのだ。

それにしても、こうした食品廃棄物は一体どこから生まれるのだろう? そのほとんどは家庭のキッチンからだと知ったら、驚くのではないだろうか。食品廃棄物の約43%は家庭のキッチンから出る。食品を腐らせたり消費期限表示を誤解したりしているのだ。その他、40%がレストランや食料品店など食品を提供する企業から。約16%が栽培農場から、残りの2%が製造業者から出ている。

アメリカ人がこのままの状態を続ければ、食品廃棄は今よりもっと悲惨な結果を招く。だが、この問題を克服すれば、多くの点で大きな影響を与えることができる。食品廃棄を減らすことのメリットには、食品を今より少なく買うことで節約になること、ゴミ廃棄から排出されるメタンガスを減らせること、エネルギーや資源を保護できること、食糧不足との闘いを助けることなどだ。

調査から、アメリカ人は1日に平均約450gの食品を無駄にしていることがわかっているため、一人一人が少し努力をすれば、お財布にも地球にも桁外れの違いをもたらすことができる。

そこで栄養士のステファニ・サッソスが、ドイツ発祥のディスカウントストアであるALDIとパートナーシップを結んで家庭の食品廃棄を減らす方法を消費者に教えているセレブリティシェフ、アンドリュー・ジマーンに、キッチンの食品廃棄を最小限にする簡単で効果的な方法を取材。ジマーンは、下記の提案から1度に1つか2つ実践するようにすると、やりやすい上に効果的だと勧めている。

view of inside of refrigerator with healthy food

Karen MoskowitzGetty Images

1. 冷蔵庫のスペースを減らす

    食品廃棄を減らすためのジマーンの1番のアドバイスは、まず冷蔵庫のスペースと収納を見直すこと。冷蔵庫内のシェルフを一段あるいは引き出しを一つ外すことを彼は勧める。そうすると買う量が減り、廃棄も減るというわけだ。

    このお金のかからない解決策は特に大きい冷蔵庫に効果的で、スーパーで買い物する際、余計な食料を買う前によく考えるようになるかもしれない。

    2. 買い物リストを作る

    家庭の食品廃棄削減は、スーパーで買い物する時から始まっている。1週間分の献立を立てて買い物リストを作り、必要な食材しか買わないようにする。スーパーに行ったら、お買い得品に惑わされないようにし、空腹時は決して買い物に行かないこと。

    ジマーンは、3〜4日分の範囲で献立を立てて買い物リストを作ることを勧める。そうすれば節約になり、衝動的な買い物を減らす役に立つ。

    3. まとめ買いする前に考える

    バーゲンは大好きだけど、食品に関しては不必要にカートに詰め込み過ぎないこと。1袋5ドルのアボカドは、腐る前に全部使い切れた時にはじめてお買い得になるということを忘れずに。

    食材をまとめ買いしなければならない場合は、100%使い切れるものか、長期保存が可能なものにすること。この原則はセール品にも当てはまる。もし使いそうもないアイテムなら、セール価格でもお金の無駄だ。

    4. 冷蔵庫を見て買い物をする

    食品庫や冷蔵庫をチェックしないで買い物に行く人は多いのでは? ショッピングの前に、必ずざっと何があるか確認しよう。スーパーに行く回数を減らすにつれて、買い物が上手になり、食品庫や冷蔵庫にある材料で料理できるようになる。不要な買い物をするより、そのスキルを生かそう。

    例えば、質素な豆の缶詰でおいしい豆料理を作れば、平日のディナーが短時間で出来上がる。さらに、冷凍庫を定期的にチェックすれば、買い物に出かける手間が省ける(そして冷凍焼けした食品もなくなる!)。肉の安全な解凍方法を学んで、余った牛肉を風味豊かな料理に変えて。

    mixed frozen vegetables on a bowl, top view

    Roberto Machado NoaGetty Images

    5. 食品を適切に保存する

    腐ってしまったり使えなくなったりした食品は本当にもったいない。食品が正しく扱われなかったり保存されていなかったりすると、腐敗は早まる。食品廃棄を防ぐもっとも簡単な方法は、新鮮さを保つように保存することだ。

    そこで、ベストな保存方法を紹介しよう。フルーツや野菜が余ったら、冷凍するかジャムにすると、おいしさが何週間も何ヶ月もキープできる。パンを保存したい場合は、買って帰ったらすぐに冷凍し、食べる数時間前に2、3スライスだけ取り出す。さらに、硬くなったスライスは最高のパン粉になる!

    バナナやりんご、トマトは単体で保存しよう。これらのアイテムは周りにある野菜などを腐らせる天然のガスを放出するからだ。ブロッコリーやカリフラワー、セロリなどダメになりやすい野菜は先に食べよう。ベリー類などはカビを防ぐため、食べる直前に洗うようにするといい。また、野菜やフルーツはたいてい何でも冷凍したりスムージーに入れたりすることが可能。

    6. 食品の位置を変える

    新しく食品を買ったら、古いものを前の方に出す。この原則を冷蔵庫や冷凍庫、食品庫にも適用して。古いものを目につくところに置くことで、後ろのほうでカビが生えたり賞味期限が切れていたりするリスクを減らせる。マーカーで缶や容器の上に消費期限を書いておくと、いつまでにその食材を使わなければいけないか、視覚的に気づかせてくれる。

    7. 賢く調理する

    作ろうとしているレシピに玉ねぎは半分しか必要ない? それなら残りの半分をスープやシチュー用にとっておこう。ファーマーズマーケットで買った立派なニンジンが1束ある? それなら葉っぱの部分でペストを作ろう。

    野菜くずは袋に入れて冷蔵庫に保管しておき、スープストックを作るといいとジマーンは言う。食品廃棄物と思っているものを新しいものに作り替えるすばらしい方法はいろいろあるのだ。

    8. ゴミを追跡する

    キッチンにメモ用紙を置いておき、ダメになったり捨てたりした食品を書いておくことをジマーンは勧める。数週間すると、改善すべき自分の傾向が見えてきてショックを受けるという。

    例えば、毎週バナナを一房腐らせ、週の終わりにゴミ箱に捨てていたら、買う量を減らしたり、腐らせる前にスライスして冷凍し、スムージーに入れたりすることを考えよう。

    9. コンポストする

    コンポストとは、土壌に混ぜて植物の成長を助ける有機素材のこと。ここで言う有機素材とは、フルーツや野菜の皮、卵の殻、ティーバッグ、フルーツの種などのこと。基本的には今までゴミ箱に捨てていたものすべてだ。

    家庭でコンポストする際の簡単なガイドとしては、小さな集合住宅に住んでいる場合、キッチンに食品ゴミを置いておくのは悪夢だから冷凍しておき、コミュニティガーデンやファーマーズマーケットなど近所のコンポスト置き場(回収所)を見つけること。

    Translation: Mitsuko Kanno From Good Housekeeping US

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