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会社の昼休みに何か食べようと思って外に出た途端,暑さで食欲が失せてしまう筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第692回は,Wildfire Gameが開発した「斬妖行 Eastern Exorcist」を紹介する。本作は,魑魅魍魎が跋扈する世界を舞台にした横スクロールアクションRPGだ。おかしい,さっきまではラーメンを食べる気満々だったのに……。
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舞台となるのは,妖(あやかし)が人々を苦しめている中華風のファンタジー世界。主人公は,自分のミスで弟弟子を死なせてしまい,門派から破門された妖殺しの剣士・陸雲川と,妖怪達の王である蝮王が兄にかけた猛毒の呪いを解く方法を探して旅をする半妖の少女・夏侯雪の2人。どちらの主人公を選ぶかで,まったく異なるストーリーが展開される。
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本作は横スクロールのアクションRPGで,陸雲川は剣,夏侯雪は青龍偃月刀を武器に戦っていく。基本的なアクションは,攻撃,防御,パリィ,2段ジャンプ,回避など多彩で,もちろん武器によってモーションや技が変化する。連続攻撃を繰り出すと武器に気を集める“集気”状態となり,ここでタイミングよくボタンを押すことで強力な“斬”攻撃を放つことができる。
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戦闘で注意したいのは,攻撃や防御などの各種アクションを行うとスタミナゲージが減少していくこと。適当に攻撃ボタンを連打しているとすぐにスタミナ切れになり,反撃を受けるとなす術もない。とくに強大なボス戦では,いつでもパリィや回避ができるようにしっかりとスタミナを蓄えつつ,相手の隙を見極めて攻撃を仕掛けることが重要だ。
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道中のあちこちにある神棚はセーブポイントとなっており,ここで体力の回復と薬酒(回復アイテム)の補充もできる。さらに神棚では,敵を倒したときに得られる霊力を使って,キャラクターのレベルアップや,新たな技の習得/強化が可能。ほかにも,法力(いわゆるMP)を消費して発動させるさまざまなスキルも用意され,それぞれ個別に強化できるので,自分好みのキャラクター育成を楽しめる。
テンポのいいアクションと豊富な育成要素など,アクションRPGとしての完成度の高さも申し分なしだが,もう1つ特筆したいのが2人の主人公それぞれにまったく違うストーリーが用意されている点。これにより,一部を除いて別のボスとの戦いが待っているので,2周めのプレイも新鮮な気持ちで遊べるのが嬉しい。ほんの少しだけ気になるところがあるものの,しっかりと日本語ローカライズされているのも高評価ポイントだ。
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Steamでは,そんな本作のデモ版が公開されているほか,製品版が1730円で発売中。おどろおどろしい世界観や多彩なボス,魅力的な2人の主人公など,見どころたっぷりのゲームに仕上がっているので,アクションRPGが好きな人はまずはデモ版からお試しあれ。オススメです。
■「斬妖行 Eastern Exorcist」Steamストアページ
https://store.steampowered.com/app/1120810/_Eastern_Exorcist/![]() |
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からの記事と詳細 ( インディーズゲームの小部屋:Room#692「斬妖行 Eastern Exorcist」 - 4Gamer.net )
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