東京オリンピック(五輪)スケートボードパーク女子金メダリストの四十住さくら(19=ベンヌ)が、二刀流を最高の形で締めくくった平野歩夢(23)を称賛した。

28日、「Xゲーム」の千葉大会の概要発表会見に出席。北京五輪スノーボード男子ハーフパイプで金メダルを獲得した平野について問われると、四十住はまるで自分のことのように、喜びを交えて振り返った。

四十住は「夏の五輪でスケートボードで出て、半年後のオリンピックで金メダル獲得はすごいなと感動しました」。同一年度に2つの五輪を経験した平野の活躍に大きな刺激を受けたといい「歩夢君は練習熱心。私ももっと頑張ろうと思いました」と話した。

自身が感じる東京五輪を終えた後の変化については、サービスエリアでうどんを食べていた時のエピソードを紹介。ファンから声をかけられた時の様子を、笑みを交えながら振り返り「(他にも)お土産もらったり、ホテルの部屋のグレードが上がったりしました」と答えた。

金メダリストが話した思いもよらぬ“五輪効果”に、会場からは笑い声が漏れた。【平山連】