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Tuesday, March 15, 2022

インディーズゲームの小部屋:Room#725「Airborne Kingdom」 - 4Gamer.net

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 最近はニュースを見るたびに胸を痛め,平和の大切さを痛感させられている筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第725回は,The Wandering Bandが開発した「Airborne Kingdom」を紹介する。本作は,自分の手で天空に浮かぶ街を作り上げていく,都市建設シミュレーション&アドベンチャーだ。1日も早く,ウクライナの平和が取り戻されることを願います。

画像集#001のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#725「Airborne Kingdom」

 本作の舞台は,はるか昔に地上を導いていた空中王国が消滅してから,衰退の一途をたどる世界。地上に残された王国はそれまでの調和を忘れて私欲におぼれ,次第に隔絶されて,今や交易,移動,通信のすべてが失われてしまった。そんな世界でプレイヤーは,とある遺跡で古代人が残したタペストリーを発見し,そこに書かれていた設計図を基に空中王国の復興を目指すことになる。
画像集#006のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#725「Airborne Kingdom」

 ゲームの目的は,人口150人以上の空中王国を築き上げ,地上の3つの地域に散らばる12の王国すべてと同盟を結ぶこと。最大の特徴はもちろん,空に浮かぶ都市を建設するという点にあり,地上に街を作っていく一般的な都市建設シミュレーションにはない,さまざまな要素が盛り込まれている。
画像集#009のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#725「Airborne Kingdom」

 まず1つめの特徴は,空中都市で自由に世界を冒険できること。都市自体は空中にあるが,資源は地上から採取しなければならないため,周辺の資源を取り尽くしたら別の場所に移動して資源を集める必要がある。資源には食料や水といった必需品のほか,生産や建設に使用する木材や鉱石などがあるが,都市の燃料となる石炭が無くなると墜落してゲームオーバーになってしまうので要注意だ。
画像集#004のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#725「Airborne Kingdom」

 もう1つの特徴が,空中都市ならではの「都市の傾き」「揚力」「推進力」という3つの要素だ。都市全体のバランスを考えて拡張していかないと街が傾き,住民の満足度が下がってしまうのが困りもの。揚力は空中都市にどれだけの施設を建てられるかに関係しており,推進力は文字どおり,都市の移動スピードだ。都市が大きくなるほど揚力が不足し,推進力が低下するので,適宜ファンやプロペラを設置して改善しよう。
 こうして都市を発展させながら,同時に世界各地に存在する12の王国を見つけ出し,同盟を結んでいくというのがミソで,プレイ中に1か所に留まることがほとんどないのが面白いところ。地域ごとに食料が手に入りにくかったり,石炭が少なかったりといった特色があり,街づくりだけでなく,しっかりと準備を整えて未知の世界を切り開いていく感覚も味わえるのが,このゲームならではの大きな魅力となっている。
画像集#007のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#725「Airborne Kingdom」

 そんな本作のPC版はSteamにて2570円で発売されているほか,PlayStation 4,Nintendo Switch,Xbox One版が各ストアで配信中。都市建設も冒険もいっぺんに楽しみたいという人に,ぜひオススメしたい。ラピュタは本当にあったんだ!
■「Airborne Kingdom」公式サイト
https://www.airbornekingdom.com/

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