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Friday, June 17, 2022

「車中泊したい!」ならこのクルマ! 「これは部屋か!?」車内が即ベッドになる新型車 3選 - くるまのニュース

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車中泊ブームのなか、次に乗り換えるなら車中泊しやすいクルマをと考える人も多いはず。いま新車で買える「車中泊におススメ」の3台をご紹介します。

「車中泊勢」のツボを押さえた快適・便利な新型車 3選

 クルマの車内で寝泊まりする「車中泊」がいま、新しい旅のスタイルのひとつとしてブームを迎えています。
 
 本格的なキャンピングカーでなくても、愛車のシートを倒せば誰でも気軽に試すことができるのが良いところです。しかし一度車中泊を試してみると、欲も出てくるというもの。
 
 そこで今回は「次の乗り換えで考えたい」いま新車で購入可能な「車中泊に向いたクルマ」3選をお届けします。

2列シートレイアウトのホンダ「フリード+(プラス)」は、後席を倒すと大人2名の車中泊も容易に可能な広大なスペースが生まれます[画像はイメージです]
2列シートレイアウトのホンダ「フリード+(プラス)」は、後席を倒すと大人2名の車中泊も容易に可能な広大なスペースが生まれます[画像はイメージです]

●不人気!? 8人乗り仕様にあえて注目! トヨタ「ノア/ヴォクシー」

 2022年1月にフルモデルチェンジを果たしたトヨタのミディアムクラスミニバン「ノア」とその兄弟車「ヴォクシー」。

 全長4.7メートル級の街中でも扱いやすいサイズのなかに、広く快適な空間を持つ3列シートをレイアウトし、ファミリー層を中心に絶大な支持を集める人気モデルです。

 近年は、2列目席を左右独立式のキャプテンシート(2人掛け)とした7人乗り仕様が人気の中心となっていますが、車中泊勢ならベンチタイプの3人掛けシートを持つ8人乗り仕様に注目すべきです。

 新型ノア/ヴォクシーで車中泊をする場合、前後のシートをつなげフラットに寝かせてベッド代わりに使うわけですが、キャプテンシート仕様では左右席の間にすき間ができてしまいます。

 通常時は3列目への移動がしやすいメリットもあるキャプテンシートですが、車中泊では大きなデメリットが生じます。

 購入時はこの点を踏まえ、販売店の展示車で実際にシートを倒してみるなどして、寝心地を確かめてみることをおススメします。

●最初から車中泊狙いの設計! ホンダ「フリード+」

 ホンダのコンパクトミニバン「フリード」は、先に挙げたノア/ヴォクシーよりもふたまわりくらい全長が短い4.3メートル級の車体ながら、しっかり3列シートレイアウトを実現した買い得感の高いモデルです。

 しかし車中泊を楽しみたいなら、2列シート版「フリード+(プラス)」が絶対のおススメとなります。

 フリード+は、単にフリードから3列目席を取り外しただけのお手軽なモデルではありません。

 セカンドシートより後ろの部分は完全に別設計とし、低床で四角く広々した荷室を再構築。テールゲートまで別物とした仕様となっています。

 さらに荷室を上下2段に分割するボードを設置し、かさばる荷物の2段積みを可能としました。

 また荷室のボードは、後席(セカンドシート)を前倒しした際に一体化するよう設計されています。

 後席を倒しフロントシートを最前端まで倒した状態にすれば、身長180cm超えの大人2名が就寝できるフラットな床面が現れます。コンパクトなフリード+でこの広さは感動ものです。

 この“ベッド”にぴったりとハマるダブルベッドサイズの純正アクセサリー「ラゲッジマルチクッションマット」(2万2000円)も用意されるなど、ホンダには「車中泊のガチ勢」がいることがわかる、非常に凝った造りを実感できるはずです。

●純正アクセサリーで車中泊を実現! トヨタ「カローラクロス」

 ブームの波に乗り、大型の本格派四輪駆動車「ランドクルーザー」から、都会派の高級仕様「ハリアー」、コンパクトな「ライズ」に至るまで、フルラインナップでSUVを用意するトヨタ。

 そんななかで、歴史ある大衆車ブランド“カローラ”を名乗り、2021年9月に誕生したコンパクトSUVが「カローラクロス」です。

 カタログ燃費26.2km/L(WLTCモード)の低燃費性能を誇る優秀なハイブリッドシステムは他のカローラ譲りですが、室内や荷室空間の広さはシリーズのなかでも随一。SUVスタイルを採用した利点を活かした設計となっています。

 値段も約200万円から320万円と、近年の売れ筋ど真ん中の価格帯で、多くの人が求めやすい設定で、発売早々人気を集めています。

 カローラクロスの荷室の奥行きは、リアシートを折りたたんだときに約1885mmを確保。大人でも寝ることができそうなサイズだとわかります。

 ただし実際のカローラクロスの荷室をみてみると、後席を倒した際には荷室の床面と段差が生じ、そのままでは寝ることができません。

 しかしトヨタ社内にも「車中泊のガチ勢」がいるのでしょうか。

 荷室段差をフラットに整える純正アクセサリー「ラゲージアクティブボックス」(消費税込価格 2万8050円)という強い味方が、販売店オプションとして用意されています。

 耐荷重は約130kg。大人1人+子どもくらいの車中泊には問題ない性能を有しています。

 上下二段式とすることで、荷室の限られたスペースをさらに有効活用できるのも、なにかと荷物が多くなる車中泊勢にはうれしいところです。

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