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Friday, June 3, 2022

老朽団地の再生、カギは若者世代…「無印」が部屋と街並みリノベーション - 読売新聞オンライン

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 千葉市が、建物の老朽化や入居者の高齢化が進む団地の再生に力を入れている。狙いは、若者世帯の入居の後押しだ。時代に即した生活環境を整えるほか、30歳代以下の新婚世帯への補助事業を充実させて入居を促し、にぎわいを取り戻すことを目指す。(長岩真子)

 京成線八千代台駅から10分ほどバスに揺られると、都市再生機構(UR)の花見川団地(千葉市花見川区)に着く。賃貸5742戸、分譲1530戸からなる県内最大規模の団地だ。

 敷地内には、スーパーや飲食店、郵便局が立ち並ぶ商店街区や子育て支援施設があり、生活の利便性は高い。ただ、1968年の入居開始から50年以上が経過し、薄暗い照明やシャッターが下りたままの店舗など、施設の老朽化は隠せない。入居者の高齢化も進み、地域活動の担い手不足からにぎわいが失われている。

 千葉市は5月、URと、「無印良品」を展開する良品計画、その子会社ムジハウスと協定を締結。花見川団地の各部屋のほか、敷地内の広場や商店街を改修し、地域コミュニティーの活性化を目指す。締結式で、神谷俊一市長は「多様な世代に選ばれる地域の生活圏となるよう新しいエリア価値の創造に挑戦していきたい」と述べた。

 計画では、2023年3月までに商店街区の改修を終える予定だ。周辺地域への回遊性を高めるイベントも企画し、地域全体の活性化につなげる。

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