かつてはよく足を運んでいたとらのあなが,8月末をもって,池袋店と台湾・台北店を除いて閉店するというニュースに時代の流れを感じている筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第748回は,フランスの個人開発者Axan Gray氏が開発した「Neodash」を紹介する。本作は,ネオンきらめくサイバー空間をハイスピードで駆け抜けるレースゲームだ。メッセサンオーにも散々お世話になったなあ……。
ゲームの目的は,青やピンクのネオンが輝くサイバー空間に浮かぶコースを,背後から猛スピードで迫ってくる衝撃波に追いつかれないように,ゴールまで走り抜けること。激しい高低差とカーブの連続で先が見えないほど複雑なコース上には,触れただけでミスになるスパイクやレーザートラップ,減速ゾーンなどの障害物が設置されている。
マシンの操作はアクセルとブレーキのほか,時間と共に増加していくブーストゲージを消費することで,マシンを一時的に加速させるブースト,ジャンプ中の姿勢制御と飛距離の延長を行うホバリング,速度を落とさずにコーナリングできるハイパードリフトが可能。どのテクニックも重要だが,中でもぜひマスターしたいのがハイパードリフトだ。
衝撃波に追いつかれるとスタートからやり直しとなる本作では,走行中にどうしてもスピードが落ちてしまうコーナーをどう攻略するかがカギとなる。ハイパードリフトを使用すると,速度を落とさずコーナーを曲がれるだけでなく,コーナリング中にどんどん加速できるのだ。一歩間違えれば即座にコースアウトしてしまう危険度マックスなコースを,ハイパードリフトを駆使して駆け抜ける爽快感は抜群!
また,「フォートナイト」や「Beat Saber」,「ロケットリーグ」などにも楽曲を提供しているカナダの音楽レーベルMonstercatからリリースされた楽曲を含む,ゲームを彩るクールなエレクトロミュージックにも要注目。曲のビートに合わせてネオンがさまざまなパターンで明滅する仕掛けもあり,視覚と聴覚の両方で没入感の高い体験を生み出している。ゲーム難度はやや高めだが,一度プレイしたら病みつきになること間違いなしだ。
さらに本作にはコースエディタが用意されており,自分で作ったコースをオンラインで公開することもできる。すでに多数のコースが公開されており,本編と合わせて遊びごたえも十分すぎるほどだ。ほかにも,ゲーム内ポイントを溜めてマシンの外見をカスタマイズしたり,ほかのプレイヤーのゴーストと対戦したりといった要素もある。そんな本作のPC版はSteamにて1640円で発売中なので,興味を持った人はぜひチャレンジしてみてほしい。
■「Neodash」Steamストアページ
https://store.steampowered.com/app/1514950/Neodash/からの記事と詳細 ( インディーズゲームの小部屋:Room#748「Neodash」 - 4Gamer.net )
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