子供の頃は,秋になると友達の家の庭に生えている柿の木に登って,よく柿を取っていた筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第752回は,ネオトロが開発した「NeverAwake」を紹介する。本作は,目を覚まさない少女が悪夢の世界で戦い続けるというツインスティックシューターだ。今となっては木登りどころか,駅のホームの階段を上るだけでひと苦労だけど……。
本作のストーリーは,病院のベッドで昏睡状態にある少女レムが,悪夢の中でさまざまなモンスターと戦うというもの。夢の中には,ワサビやナス,犬や学校の友達など,レムの嫌いなものが数多く登場し,次々と襲い掛かってくる。果たしてレムは自らのトラウマに打ち勝ち,目覚めることができるのだろうか……。
というわけで,プレイヤーはレムの分身(?)となって,自分を苦しめている悪夢に立ち向かうことに。本作はキーボードとマウスでのプレイも可能だが,基本的には2本のアナログスティックを持つコントローラで自機の移動と360度のショット攻撃を行う,いわゆるツインスティックシューターとなっている。
複数のワールドで構成されたステージはレムの手足を拘束する鎖のように配置されており,ステージごとにスクロール方向が変化する。ボス戦を除いて,これらのステージはループ状になっており,ぐるぐると周回しながら,敵を倒すと出現する「ソウル」を画面上部にあるゲージが100%になるまで集めることでクリアとなるのが大きな特徴だ。
ソウルには本作における通貨のような役目もあり,これを使ってステージの合間にさまざまなサブウェポンや,レムを強化するアクセサリーを購入できる。もし,一度の挑戦でステージをクリアできなくても,繰り返しプレイすることで少しずつレムを強化していけるので,シューティングゲームが苦手な人でも遊びやすいのが嬉しいところだ。
また,ある程度ゲームを進めると「OMOIDE CHALLNEGE」というやり込みモードが解禁され,一度クリアしたステージで特定の条件を満たすことでレムの家族写真を入手できる。本作は,この家族との思い出を取り戻すことで結末が変化するマルチエンディングを採用しており,ステージ数は80以上と遊びごたえ十分。シューティングゲームの初心者から上級者まで楽しめるゲームに仕上がっている。
そんな本作のPC版はSteamにて1980円で発売されているほか,デモ版が配信中。また,PlayStation 5,PlayStation 4,Nintendo Switch版が2023年1月19日にリリース予定となってる。リプレイ性の高いゲームシステムだけでなく,独特の不気味さがある幻想的なグラフィックスも魅力のゲームなので,興味を持った人はぜひどうぞ。
■「NeverAwake」公式サイト
https://neverawake.neotro.jp/からの記事と詳細 ( インディーズゲームの小部屋:Room#752「NeverAwake」 - 4Gamer.net )
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