クリスマスや年末年始の宿泊需要を取り込もうと、岐阜市内のホテルが趣向を凝らしたプランを企画している。国の観光需要喚起策「全国旅行支援」の効果などで県内の観光需要が回復しつつある中で、「ホラー」や「初詣」といった独自性の高い企画で差別化を打ち出し、さらなる取り込みに力を入れる。
都ホテル岐阜長良川(岐阜市長良福光)は、新たな宿泊プラン「呪い人形の部屋」を今月25日の宿泊分まで販売している。ホラーイベント制作会社がプロデュースしたプランで、客室のベッド脇やクローゼットなどに日本人形と西洋人形を計約50体設置。お札も貼り付けるなどして恐怖感を前面に押し出した非日常的な空間をPRする。また、今夏に最上階のバーを改装したプライベートルームでも、クリスマス期間(23~25日)と正月三が日(来年1月1~3日)にイベントを企画。各日のランチ、ディナーともに1組ずつ限定で料理を提供する。
岐阜グランドホテル(岐阜市長良)は年末年始(今月31日、来年1月1~3日)にホテル内の神殿を開放し、初詣ができるサービスを提供する。数年前から宿泊客に限って提供してきたが、コロナ禍以降は初詣の人混みを避けたい人のために宿泊客以外も利用できるように変更した。元旦にホテル東館の屋上を開放し初日の出を見てもらう宿泊客限定のサービスもある。また1月1、2日には宴会場で「ファミリーバイキング」を企画。広い空間でコロナ対策を取り、10人規模の会食でも安心して食事を楽しめることをPRする。
ホテルの担当者は「ホテルの使われ方が変わってきている。観光のための寝泊まりから、ホテルに癒やしを求めるケースが多くなった」とコロナ禍前後での変化を強調し、「利用客の心身が健康になるようなサービスを考えていきたい」と話していた。
からの記事と詳細 ( 呪いの部屋や館内で初詣…岐阜市内ホテル、独自性で誘客 Xマスや年末年始企画 - 岐阜新聞 )
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