スッキリした部屋をキープするために、筆子がおすすめしたいこと、今回は
家具の上に物を置かない
これです。
まあ、置いてもいいですが置きすぎないようにしてください。
家具の上のごちゃごちゃ
家具の上に物が置けるスペースがあると、人はどんどん物を置いてしまいます。
テーブルやカウンターはもちろんのこと、ソファやベッド、本棚、ドレッサー、たんす、椅子まで。
どんな家具で一番上にちょっと物を置けるスペースがあるので、そこが物置き場になってしまうのです。
椅子は、背もたれに服やバッグをかけたりしますよね。
洋服をバーも、はしっこのほうに、バッグやらを大量にかけたりしませんか?
冷蔵庫の上に、コーヒーフィルターを置きっぱなしになっていませんか?(我が家の話です)。
以上は、全部私の周囲にいる人がやることです。
最初は、1つか2つ、ちょっと置くだけだと思います。
それがいつか、物の吹き溜まりになるとは、当人は夢にも思っていません。
でも、最初に軽い気持ちで1つ置いてしまうことが、後に大きな山を作ってしまうのです。
初回の記事に書いたように、床に物を置くと、部屋が散らかりますが、家具の上に置いても同じように視覚的ノイズが増えて、ちゃんと掃除をしたあとも、見た目のぐしゃぐしゃはたいして変わらない部屋になります。
これをやらなければ、もっとスッキリ暮らせます。
方法を紹介します。
1.現状を確認し片付ける場所を決める
今、物がのっている家具を1つずつチェックしてください。
そしてもっともひどい状態になっているところから片付けましょう。
おすすめは、ふだん自分や家族がいる時間が長い部屋にある家具です。
キッチンや居間あたりがいいでしょう。物が置かれたままの家具はないですか?
きっとそこは、毎日のように見ている場所です。物があるのがあたりまえになっているでしょう。
しかし、当たり前と思ってはいけません。本来、家具の上は物置き場ではありませんから。
15年ぐらい前に行った叔母(現在は老人ホーム暮らし)の家を思い出しながら今、この記事を書いています。
その時、居間に通されましたが、大きなテーブル(座り机)の3分の1ぐらいが物で埋まっていました。
孫が来たときに使わせるお絵描き道具やら何やらが置いてありました。孫はたまにしか来ないのに。
たんすの上には、紙束がのっていました。きっと孫の作品です。紙のサイズが、タンスの表面のサイズからはみ出ていたので、ものすごい視覚的ノイズになっていました。
叔母と話した内容より、テーブルやタンスの状態が私の頭にインプットされ、いまだによく覚えています。
叔母のように、テーブルの上に、毎日使わない物をのせたままにすることは多いかもしれません。
片付ける場所を決めたら、まず写真に撮って客観的に見てください。
写真に撮る理由は、ごちゃごちゃ具合をストレートに感じるためです。
どうですか? 少しは片付けたほうがいいと思いませんか?
2.明らかなゴミを捨てる
片付ける気になったら、まず、明らかなゴミを捨てましょう。
私の娘は、しばしばダイニングテーブルに出前で食べた食品の入れものを置きっぱなしにしているのですが、こういうのはすぐに捨てられます。
ダイニングテーブルの上には、郵便物の山があることが多いから、DMやいらないカタログなんかもすぐ捨てられるでしょう。
実はこういう「明らかなゴミ」がのっていることが多いなら、問題はそこまで深刻ではありません。
毎日夜寝る前や、1週間に1度、家具の上をリセットする習慣をつければ、家具の上が物置き場になることを防げます。
3.正しい置き場所に戻す
捨てずに残した物の中で、置き場所が間違っているものは正しい場所に持って行ってください。
飲みかけのマグカップは、テーブルの上にのせたままにするより、台所の流しや食洗器の中のほうが、それを置くのにふさわしい場所です。
ジュースを飲んだあとの空き缶も、たぶんそれ専用のごみ袋や置き場所があるでしょう。
広げっぱなしの雑誌や本は書棚が定位置です。
椅子の背にかけたままのジャケットは、洋服ダンスや洗濯ものを入れるかごに移動させます。
それがあるべき場所に戻す作業は、お子さんと一緒に行うといいかもしれません。
「空のペットボトルはどこに置くべきだと思う?」などと問いかけながら物を移動させれば、物を使ったら、正しい位置に戻せる子供になるでしょう。
意外と子供は、こんなふうに、「物をちゃんとしまう作業」が好きです。
今は、小学校でゴミの分別方法を学ぶかもしれないですし。
ここまでは誰でもできるはずです。
できないとしたら、置き場所を作ってないからですが、このさい置き場所を決めてしまってください。
床や家具の上に置いてしまう理由の1つは、ちゃんとした置き場所がないことですから。
4.残った物をさらに厳選する
戻すべき物は、定位置に戻したあと、まだ、残っている物は、本当にそこに置くべきなのか、検討しましょう。
そして、どうしても置くしかないと思うものだけを置いてください。
ベッド脇のナイトテーブルにいろいろな物を置いている人も多いでしょうが、ここに置くしかないものは、多分、ナイトスタンドだけだと思います。
あとはちょっとした飾りものや、本でしょうか?
老眼鏡や薬、水差し、写真立てなども置いているかもしれませんが、それらが、本当にそこにないと、ものすごく困るのか考えてみましょう。
私は、付箋のヘビーユーザーで、以前、パソコンに向かっているとき、参照することが多い情報は、付箋に書いて、スタンドのアーム(長細いところ)に貼っていました。
銀行のサイトにログインするときに必要な番号やパスワードを書いた付箋を全部で3枚ぐらい。
でも、今年のはじめにペーパーレス化を決めたとき、付箋を張りっぱなしにするのはやめました。
パスワードなどは、できるだけ覚え、覚えきれないものは、全部GoogleのKeepに入れて、必要なときはスマホで見ています。
同時に、付箋やペンも机の上から取り除きました。
そしたら、ものすごくスッキリしたんです。
小ぶりの付箋を数枚をつけていただけなのに。
確かに、目をあげれば、パスワードを書いた紙が見えるほうが便利です。スマホで確認するには、ひと手間かかりますから。
でも、机の上に何もない快適さのほうが、よほど、仕事にいい影響を与えていると思います。
机の上にはモニターとスタンドしかない状態をデフォルトにしたので、仕事を終えて、机の上を片付けるのも楽になりました。何も残さず、すべてを取り除けばいいのですから。
中途半端に物がのっていると、これは、ここに残して、これはこっちに片付けて、と余計な考え事をすることになります。
毎朝、何もない机に向かって仕事を始めるのも快適です。
5.これからは置かないようにする
4番までの作業を、家の中にある物が置きっぱなしの家具について、全部行ってください。
そして、今後は家具の上には物を置かないようにしてください。
床の上と同じで、「もう家具の上には物を置かない」と決めればいいのです。
たぶん、今までは、無意識に置いていたと思うので、「やめよう」と思えばやめることができます。
所持品の数が多いと、どうしても物が部屋のあちこちにあふれだすので、持ち物は、毎日15分ぐらい使って、少しずつ減らしてください。
30日チャレンジを利用して⇒マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
今月は、家具の上に物を置かないチャレンジをするのもいいでしょう。
初回の記事はこちらです⇒床置きしない人になるには?~スッキリした部屋を作るために(1)
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今回は家具の上に物を置かないことをおすすめしました。
最初にも書きましたが、べつにすべてを取り去る必要はありません。
でも、何かを置く時は、そこに置くしかない理由を意識してください。
からの記事と詳細 ( 家具の上に物を置かない~スッキリした部屋を作るために(2) - 筆子ジャーナル )
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